二の丑は名店で味わう!神田・日本橋のうなぎ5選
東京ウォーカー
連日の猛暑が続く2015年夏。記録的な厳しい暑さに見舞われ、夏バテ気味の日本列島に朗報だ。今夏は土用の丑の日が2度ある“二の丑”イヤー。7月24日に続き、8月5日(水)に土用の丑の日がやって来る。ビタミンが豊富なうなぎは、滋養強壮効果が高く、夏バテ予防に最適。江戸の粋な文化にかこつけて、うなぎで夏のスタミナ補給といこうではないか。
そこで、今回は江戸情緒が残る神田・日本橋のうなぎ名店5店を紹介。江戸城の城下町として栄えた神田や日本橋だが、かつて神田川でうなぎが取れたこともあって、同エリアにうなぎ店が多く存在しているのだとか。日本最古の歌集「万葉集」でも、“夏バテに良い”と詠われたうなぎ。暑さがピークを迎える8月を、“絶品うなぎ”で乗り切ろう!
うな正
神田駅西口からすぐのうな正は、その驚異的なコストパフォーマンスの高さから、連日満席が続く超人気店。場所柄“サラリーマンの味方”と愛されている名店だ。うなぎは全て静岡産。ふっくらと柔らかく蒸された身に、しっかりした焼き目が香ばしい。創業以来継ぎ足された秘伝のタレはすっきり系で、うなぎ自体の甘さを引き立たせている。「うな重 梅」(1350円)を筆頭に、1000円台から絶品うな重が堪能できるとあって、遠方からのリピーターも多い。

うなぎ割烹 大江戸
創業は、江戸寛政時代の1800年という老舗中の老舗、うなぎ割烹 大江戸。数寄屋造りの風情ある佇まいで、上役接待でも利用される日本橋の名店だ。高級割烹ながら、下値にはリーズナブルな一品も。10代目店主は「江戸っ子のやせ我慢」だと笑うが、「うな重 ふみづき」(2200円)は客への奉仕として、ずっと値上げをしていないのだとか。うなぎは主に九州産を使用。すっきりとした江戸前仕立てのタレは、固めに炊かれたシャリとの相性が抜群だ。

うなぎ 久保田
神田の老舗、うなぎ 久保田は1897年創業。うなぎ料理専門店と共に、川魚の卸問屋も経営しており、質が高く鮮度の良いうなぎが手ごろな価格で味わえると評判が高い。100年を超える創業から伝わる秘伝のタレは「甘すぎず、辛すぎず」のさっぱり系。その道、30年以上の職人が備長炭で焼き上げる。人気は上うな重に上新香とお吸い物がセットになった「上うな重定食」(3200円)。創業から代々受け継がれた、ぬか床で漬かった「お新香」は必食!

鰻 神田明神下 喜川
神田明神の裏参道脇にある、鰻 神田明神下 喜川。1894年に開業した老舗として、江戸前うなぎにこだわる。自慢は、毎朝届く国産の活うなぎ。職人が丁寧に仕込みをし、30分の蒸しを入れたものを焼き上げている。煮切りのタレは創業以来伝わるもの。軽く歯ごたえがあり、さっぱりとした口当たりのうなぎが味わえる。「うな重定食」(2200円~)はボリューム満点。神田明神の参拝後の楽しみにしている人も多い。

日本橋 鰻 いづもや 本店
日本橋らしい落ち着いた風情を残す名店、日本橋 鰻 いづもや 本店。数寄屋造りの店内には、こだわりの調度品が並び、名店の趣をたたえている。言わずもがな、うなぎは超一級品。「頑固なほどこだわる」という、素材選びから職人の目配りが徹底している。うなぎに合わせ、蒸し時間や焼き時間を調整。ふっくらと輝くその姿は感動的だ。タレはあっさりで、うなぎの脂を存分に楽しめる上品な味わい。「うな重 竹」(2592円)などお手ごろメニューも提供。

【東京ウォーカー/取材・文=梅川晃代】
この記事の画像一覧(全5枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介