世界初公開の作品も展示!札幌でスター・ウォーズ展

北海道ウォーカー

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全世界待望の「スター・ウォーズ」最新作が、12月18日(金)に公開される。それに先駆け、「スター・ウォーズ」の魅力に迫る展覧会「スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。」が、7月11日から8月30日(日) まで、札幌芸術の森美術館(札幌市南区)で開催中。

【写真を見る】訪れる人々をエントランスで出迎えるダース・ベイダー (C)&TM Lucasfilm Ltd.


1977年5月(日本は1978年)の公開以来、その熱狂は世界中を駆けめぐり、今なお、幅広い世代を魅了してやまない映画「スター・ウォーズ」。本展では、ジョージ・ルーカス監督が世界中のアーティストに依頼し、オリジナルで制作したアート作品、札幌で世界初披露となる作品も含めた約100点に加え、これまで公開されたシリーズ6作品で実際に使用された衣裳、小道具、模型なども多数展示。「スター・ウォーズ」の世界をより一層楽しめる展覧会となっている。

「ビジョン」をテーマにした日本のための企画


スター・ウォーズの魅力を「ビジョン」というテーマで紹介。数々のアート作品と共に、物語の原点や世界観、宇宙に生きる人や生き物たちなどを、7つのビジョンで展開し、映画の隅々まで見せていく。開催にあたり、ルーカス監督は「美意識が高く、アート作品に対する理解が深い日本の皆さんのために企画した。若者たちがアートを学ぶきっかけにもなれば」と語った。

会場内には、SF作品のビジュアル・デザインの第一人者であるシド・ミード、日本からはファイナルファンタジーのキャラクターデザインを手がけた天野喜孝、イラストレーターの西又葵など、国内外の有名作家によるアート作品を展示。

映画のシーンを描いた作品はもちろん、ルネッサンス調の手法で描かれたアミダラの肖像画、ルーカス監督の映画アメリカン・グラフティとスター・ウォーズをコラボさせた作品など「スター・ウォーズ」への愛情にあふれた、さまざまな表現が楽しめる。

ファイナルファンタジーのキャラクターデザインを手がけた画家・天野喜孝によるダース・ベイダーのイラストレーション「ベイダー」(C)&TM Lucasfilm Ltd.


映画のキャラクターに会いに行こう! 


会場では、オリジナルのアート作品の他、映画で実際に使用された衣裳、小道具、24本のダイジェスト映像を公開。

展開されている7つのビジョンの、最初のビジョン「The Original Visions:スター・ウォーズの原点」では、映画の原点や題材となった冒険活劇「フラッシュ・ゴードン」の書籍展示や、ルーカス監督が黒沢明監督からヒントを得たエピソードなどを語る、インタビュー映像などを紹介する。

次に、展覧会のメインともいえるビジョン「Vision of SAGA:サーガと運命の肖像」では、多彩なキャラクターが登場。敵役であるダース・ベイダー(アナキン)をはじめ、主人公のルーク、レイア姫、ハン・ソロ、ヨーダ、オビ=ワン・ケノービなど、衣裳を身にまとった等身大の登場人物と、印象的なシーンをモチーフに造られたアート作品が楽しめる。

会場には、映画で実際に使用された登場人物の衣裳や小道具が並ぶ。 特に3分割されたダース・ベイダーのヘルメットの構造は必見(C)&TM Lucasfilm Ltd.


「Vision of FORCE:フォースの光と闇」では、シリーズを通しての重要なファクター、フォースを取り上げている。善と悪、両面を持つ神秘的なフォースをテーマにしたダイナミックな油彩画などのアート作品と、映画で実際に使用したライトセーバーを合わせて紹介。

登場人物が使ったライトセーバーの展示。キャラクターによって細かな仕様の違いがわかる(C)&TM Lucasfilm Ltd.


中盤の「Vision of BATTLE:戦いと兵器」では、物語の壮大な戦いを表現したドローイング作品、劇中の戦いを再現したジオラマ、精巧なミニチュア飛行機や兵器が並ぶ。

「Vision of GALAXY:銀河と生態系」では、映画の世界に厚みをもたらす、多種多様な宇宙種族や文化、文明を紹介。ジャバ・ザ・ハットの巨大レプリカや、劇中で活躍する毛むくじゃらのイウォークなど、惑星に生息するクリーチャーにまつわる作品が展示される。

見た目は怖いが人気のあるキャラクター、ジャバ・ザ・ハットの巨大レプリカ(C)&TM Lucasfilm Ltd.


「Vision of DROID:ドロイドが見たサーガ」では、エピソード1から6までを通じて唯一登場する、世界中から愛されるドロイド、C-3POとR2-D2の名コンビが姿を現す。120インチのプロジェクションで、過去6作にわたる「スター・ウォーズ」のスケールある叙事詩の一端を見せてくれる。

世界中で大人気のドロイド、C-3POとR2-D2。会場の大型スクリーンにより、今までのシーンを彼らの目線で振り返る(C)&TM Lucasfilm Ltd.


最後のビジョン「Vision of ART:アートに広がるギャラクシー」では、ポップアートを切り口とした絵画作品を展示。その他、ディズニー、ルーカス・フィルム、ILM、ピクサーの各クリエイティブ部門に所属する世界中のアーティストが、ビニール製のストーム・トルーパーのミニヘルメットを題材に、300体制作した一大プロジェクト「STAR WARS LEGIONS」から40体をセレクトする。

「STAR WARS LEGIONS」によるストーム・トルーパーミニヘルメット。自由な発想で生み出されたポップなアートの数々に注目だ(C)&TM Lucasfilm Ltd.


会場出口には、銀河帝国軍の機動歩兵であるストーム・トルーパーと、架空の宇宙要塞デス・スターが出現!ライトセーバ一を持って一緒に撮影可能で、最後まで映画の世界観に浸れる。

世界中の有名アーティストが描く作品と、ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティヴ・アート所蔵のコンセプトアートや衣裳、小道具との多面的な紹介により、全編を通して、想像力をかきたてる、見ごたえのある空間演出となっている。

出口にはストーム・トルーパー(写真・左)とデス・スター(写真・右)のレプリカが。ライトセーバーを持っ て記念撮影ができる(C)&TM Lucasfilm Ltd.


さらに、スペシャルショップでは、「スター・ウォーズ」のモチーフがプリントされた携帯ケースや手拭い、フィギュア、プラモデルなど、ここでしか買えないオリジナルグッズを販売しており、ファンならずともチェックしたいところ。

12月18日(金)の「スター・ウォーズ」公開前に、今までのファンは復習し、映画を観たことがない人も準備できる絶好のチャンス。本展を観れば、新作も存分に楽しめるはずだ。【北海道ウォーカー】

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