生涯学習講座・横浜学「横浜と写真」が開催!
横浜ウォーカー
関東学院大学×横浜ウォーカーのコラボイベントとして開催されている生涯学習講座「横浜学」。8月9日、第14回となる講義が開催された。テーマは「横浜と写真」。
日本で最初期に写真館が開かれ、日本の写真史に足跡を残す横浜。最初に登壇した写真研究家の斎藤多喜夫先生のテーマは「日本での写真の受容と始まり」。江戸時代末期に外国からカメラが持ち込まれ、日本人が商業写真を始めた創成期の動きを、横浜で日本人最初の写真館を開いた下岡蓮杖(れんじょう)に焦点を当て解説。下岡連杖の撮影した貴重な写真の数々を紹介しながら、当時の世相と撮影の苦労をユーモアを交え語ってくれた。次いで神奈川新聞社元写真部長の大河原雅彦先生は、神奈川新聞社が保管している膨大な報道写真の中から選んだ第2次世界大戦後の横浜港を撮影した写真を前に、報道カメラマンの立場からの撮影秘話やこぼれ話を披露。興味深いエピソードの数々に、約100人の参加者は聞き入っていた。3人目は半世紀にわたり横浜の港や街、人を撮り続けてきた写真家の森日出夫先生は、自分の作品から横浜の移り変わりを知ることができる風景写真や、代表作の「ハマのメリーさん」からの写真を選び、撮影時の街並みや思い出を語った。その1枚1枚の写真が物語を持ち、見る人の心に訴えかけてきた。江戸末期から約150年に及ぶ横浜の変遷と、その間の写真文化の発展を垣間見ることができ、実り豊かな講座となった。
次回は「横浜とビール」をテーマに10月中旬に開催の予定だ。
この記事の画像一覧(全1枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介