大森にインド料理とそばの名店が集結

ファミリー、サラリーマン、外国人と、多彩な人々でにぎわう街・大森。現地流のインド料理店や、江戸前そばの伝統店など、グルメ事情もバリエーション豊かだ。

ケララの風II

まずはインド料理の名店から。「ケララの風II」は、店長が会社員時代に訪れたインド最南端ケララ州の郷土料理を忠実に再現しており、インド系のお客さんからの評判も上々だ。プレートに乗った10種のおかずとライスを混ぜて食べるのが現地流。野菜オンリーのおかずは、スパイシーというよりミルキーな優しい味わいで、胃もたれせずいくらでも食べられる。また、すべての品が“お代わり自由”なのもうれしいところだ。

山王更科 一力

続いて、江戸前そばの伝統店を2店。「山王更科 一力」は、北海道産のそばの実を自家製粉した、細打ちの二八そばが特徴。甘味や香りが豊かで、のど越しは爽快。ダシを3種配合したツユは味わい深く、そばの繊細さを際立てている。

布恒更科

そばの実の産地にこだわるのが「布恒更科」。今年は群馬県産のものを使用しており、鼻にフワッと抜けるような香りがたまらない。一週間以上かけて丁寧に熟成する、どっしりと濃厚なツユとの絡みは抜群だ。

そば店に代表されるような、昭和から続く老舗に出会えるところが、大森ならでは。代々継承される大森グルメを、マイペースで発見してみたい。【東京ウォーカー】