働く人のための会員制“勉強カフェ”って?

東京ウォーカー

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お先まっくらな時代に、頼れるモノは“己のスキル”。というわけで、世間では資格取得や語学の勉強に精を出す人が増えているんだとか。そんな中、図書館や都心などにある有料自習室とは一味違う“勉強カフェ”を標榜するスポットが登場している。

やってきたのは、北参道にある会員制カフェ「BOOKMARKS TOKYO」(以下ブックマークス)。昨年11月のオープン以来、己を磨くのに前向きな“意識の高い人”が続々と門を叩いているという。中に入るとまずカフェスペースがあり、奥にはセミナースペースや自習室が並ぶ。では“勉強カフェ”には、いったいどんな特徴があるのだろう?

「店のコンセプトは、広い意味での“大人の勉強スペース”です。語学習得などを目標に自分を磨いている人同士が会話したりイベントに参加することで、“人脈”を築いていけるような場を提供したいと考えています」と熱弁するのは、ブックマークス代表の山村宙史さん。

勉強カフェの一番の魅力は、カフェスペースを中心に店にやってくる“仲間”と交流できる点だ。その発想のきっかけは、山村さんが六本木ヒルズ内にある「アカデミーヒルズ」を訪れた際にさかのぼる。

「『アカデミーヒルズ』は利用者のステータス感もあるし、施設としてのハードは抜群に良い。しかし、利用者は一人が多くどこか寂しげな印象を受けたんです。mixiのコミュニティにも、“いつも○○の席にいますので、よかったら一緒に勉強しませんか?”という書き込みがありました。“知り合いができてみんなで楽しめたら良いのに”と感じたことが、店を開いたきっかけの1つですね」(山村さん)。

実際に店では1人で黙々と勉強をする以上に、スタッフが間に入って勉強カフェの会員同士の交流を深めることに重きを置いている。カフェスペースでの何気ない会員の会話から勉強会やセミナーが始まったりすることもあるという。

仲間と集まって勉強するメリットはそれだけではない。例えば、TOEIC600点を目指す勉強会では仲間を得て勉強を習慣化することで、めげずに目標を達成できる環境を作り出すことができるという。学生時代にテスト勉強を友人とやったことなどを思い返してみると、納得できるだろう。

“カフェ”というだけあり、コーヒーはもちろんなんとウィスキーやワインなどのアルコール類も提供する。「ウィスキーを飲みながら、勉強したりすることに憧れていたんです(笑)」という山村さんのこだわりを反映した。会員なら、コーヒーは無料で飲めるという。

会費は入会金1万500円で、月の会費はレギュラー会員で月に9450円など。ビジターとして見学も可能だ。仕事帰りの社会人は、勉強したくても場所も時間もない人は多い。夕方には閉まる近所の図書館や、周りの雑音に集中できないカフェなどに満足できない人は、足を運んでみてはいかが?【東京ウォーカー/中道圭吾】

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