林敬子の「ペットとわたしの自由空間」【連載第6回】

2015年9月18日 7:01更新

東京ウォーカー

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ペットの防災対策は万全ですか?

いつ来てもおかしくないといわれている自然災害。いざ災害が起きたとき、あなたは愛するペットの命を守ることができますか?

日常的に避難場所までの道のりを確認することが大切

日常的に避難場所までの道のりを確認することが大切

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毎日のお散歩やボール遊び、一緒に寝て、起きて、そんな愛するペットとの当たり前の日常が、当たり前でなくなってしまう……それが災害なのです。

いつ何が起きても大丈夫なように、日頃からペットの防災対策はしておきたいですよね。

しかし、「ペットの防災対策といっても、いったい何が必要なんだろう」と悩んでしまいがち。わたしも初めはそうでした。

東日本大震災を契機に意識を変える

東日本大震災のとき、わたしは愛犬の“ミル”と一緒にマンションにいましたが、今まで経験したことのない大きな揺れに驚き、“ミル”を抱きかかえたまま、どうしていいか分からず、恐怖に耐えながら揺れが収まるのを待つことしかできませんでした。

この体験を契機に、防災対策について調べ始めましたが、「これも本当に必要なの?」と疑問に思いながらも、自分の判断だけで準備をしていました。

そんな、ぼんやりとした防災意識をしっかりとしたものに変えてくれたのが、「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」でした。この作品は、東日本大震災を題材に製作されたドキュメンタリー映画。

「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」は飼い主にとって参考になる作品

「犬と猫と人間と2 動物たちの大震災」は飼い主にとって参考になる作品

震災で犠牲になった数多くのペットの死を無駄にしないという思いから、あのときどう行動すればペットは助かっていたのかなど、実際に起きたことがリアルに映し出されており、何が必要か、とても参考になると思います。わたしもこの映画を観て、防災に対する意識が変わり、様々な防災グッズを補充しました。

また、日本での動物の扱われ方もよく分かります。東日本大震災の教訓を生かして環境省は、今後の災害時には人とペットは原則、同行避難を義務付けました。

すでに、方針を決めている地方自治体もあるとは思いますが、ほとんどの自治体で詳しい規約などは決まっていないのが実情です。

実際、わたしもある自治体に連絡し詳細をお聞きしましたが、ペットの同伴は可能であるものの、避難場所は未定で、同室できるのか、ケージに入れるのか、大型犬や犬猫以外の動物の場合はどうか、など決まっていませんでした。

ペットに必要な防災グッズを考える

まずは、大切なペットを飼い主が責任を持って守ることが大事だと思います。では、どのように防災グッズを用意すればいいのでしょうか。

わたしの場合、防災グッズを家の中(持ち出し用と備蓄用)、車の中(水やカートなど重くかさばるもの)で分散させています。

日常的に避難場所までの道のりを、散歩がてら愛犬と一緒に確認しておくことも大切だと思います。一度確認をしておくだけで、いざという時に焦らず落ち着いた行動ができるからです。

少しずつでも準備することが大切

少しずつでも準備することが大切

また、ケージが安全な場所と思わせるように普段から慣れさせておくことも大事です。避難場所ではほとんどがケージに入れることになりますし、もし留守番中に災害が起きても、ケージの中が安全と認識していれば、ケージ内にいてくれて、倒れてくる物などから身を守ることができ安心です。

【写真を見る】避難所生活や留守中の安全のためにケージに入る練習もしておく

【写真を見る】避難所生活や留守中の安全のためにケージに入る練習もしておく

災害時にストレスを与えないために

さらに、わたしのように手作りごはんを与えている方は、災害時にもストレスなく食べられるように、普段からドッグフードとの併用を習慣づけておくのもいいと思います。

わたしが愛犬のために準備している防災グッズは次の通りです。ペットフード1週間分、その他備蓄用分、水、アルミ製の食器、首輪、リード(連絡先を記載、予備のリードも用意)、鑑札、狂犬病予防接種票、オヤツ、お気に入りのおもちゃ、わたしの匂いが付いた衣類、ペットシート、赤ちゃん用お尻拭き、新聞紙、タオル、靴や靴下、常備薬、消毒薬、ガーゼ、テープ、ビニール袋、わたしと愛犬が一緒に写っている写真(裏面に住所や電話番号、愛犬の特徴などを書いておく)。

優先順位をつけて持ち出し用には必要最低限の物を

優先順位をつけて持ち出し用には必要最低限の物を

一気に全てを揃えるのは大変かもしれませんが、気が付いたときに自宅にある物からバッグにポンポン入れていけば、あっと言う間に準備できます。

少しずつでも準備することが大切です。災害時、愛するペットの命を守れるのはペットのことを一番よく知っている飼い主だけなのですから。【東京ウォーカー】

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