大型個展「村上隆の五百羅漢図展」が六本木で開催!
東京ウォーカー
東京・六本木にある、森美術館では、10月31日(土)から2016年3月6日(日)まで、日本国内において14年ぶりとなる村上 隆の大型個展「村上隆の五百羅漢図展」を開催する。
村上隆は、現在最も高い国際的評価を得ている現代美術作家のひとり。村上はその活動において、敗戦後の日本をテーマに、オタクカルチャーやキャラクターと日本美術史をつなぎ合わせ「スーパーフラット」という概念を発明。現代美術界に大きな足跡を刻んだ。
村上がキュレーションを手がけ、世界各地で開催された展覧会は「スーパーフラット三部作」と称され、最終章となる「リトルボーイ:爆発するサブカルチャー・アート」展(2005年、ニューヨーク)は、同年、全米批評家連盟によるベスト・キュレーションに輝いた。
国内では待望の個展となる本展。おそらく世界の絵画史上最大級の作品となる、全長100mに及ぶ超大作<五百羅漢図>が日本で初公開される。この<五百羅漢図>を中心に、現代美術史への挑戦となる新作の数々で構成され、成熟期を迎えた村上の、驚くべきスケールとエネルギー、芸術的達成に触れるまたとない機会になる。
本展では、村上の<五百羅漢図>制作に大きなきっかけを与えたという長沢芦雪筆<方寸五百羅漢図>と狩野一信筆<五百羅漢図>も併せて展示する。
長沢の<方寸五百羅漢図>は、方寸(約3cm四方)の中に羅漢や動物を超微細な描写で表したもので、近年再発見された貴重な作品。一方、幕末の絵師である狩野が約10年の歳月を費やして描いた<五百羅漢図>は、羅漢の修行の様子や衆生を救う場面が全100幅にわたり綿密に描かれ、その執拗な描写と濃密な色彩は見る人々を圧倒する。村上の<五百羅漢図>と併せて観賞することで、江戸時代の絵師と村上の対話を感じられるだろう。
他にも、村上が10年近い歳月をかけて、今なお制作に取り組んでいる<宇宙の産声>や<欲望の炎―金>(2013年)等の大型彫刻作品から、本展のために手がける「727」や「Tan Tan Bo」といった代表的シリーズの最新作、円相図や金銀の唐獅子図等まで、全作品が日本初公開となる。日本文化を背景に、アートシーンを魅了し続ける“世界のムラカミ”の圧倒的な芸術世界を堪能しよう!【東京ウォーカー】
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