売れないアイドルたちがチアリーダーになる青春ドラマ「チア☆ドル」

朝日放送では10月から7年ぶりのローカル連続ドラマ「チア☆ドル」を放送する。これは売れない文化系・地下アイドルグループが事務所倒産の危機を救うため、チアリーディングのできるポジティブ系アイドル「スパークス」として再結成、大逆転を目指すドタバタ劇。

放送を1か月後に控えた9月16日、メインキャストの記者会見が行われた。メンバーは15歳から26歳までの8人。乾樹里亜を演じる真下怜奈は最年長。「見どころはチアをやってないシーンやメンバーが合流して、8人から16人になった後の力強いパフォーマンスやお芝居。ワンシーンワンシーン、瞬きせずに見てほしい」と自信のほどをのぞかせる。

また、劇中では「全力スパーキング」という歌を8人が歌っている。「その歌詞にすべてが詰まっている。ぜひ、曲を聴いて。そして今後CDなんかになったらいいと思ってます」と城島寛子役の藤本沙紀が発言すると、その他のメンバーからも「最高じゃん！」と声が上がった。

宮本皐月役の飯田祐真が中学の3年間チアリーディング部に所属していた以外メンバーはチア経験ゼロ。撮影前の3か月間みっちりとチアの練習を積んだ。リーダーの赤井岬を演じる溝口恵は「週3回3時間ずつみっちり、日曜日は5時間トレーニングした」と振り返る。

練習を積んで上達した8人は8月に東京の代々木体育館で行われた第11回チアコンペティションにチームとして出場、順位は付かなかったものの賞も受賞した。

本作はロケの様子を動画配信サービスニコニコチャンネルの「チア☆ドル チャンネル」で放送するなど、ネットとのコラボでも話題。プロデューサーの新名幹大氏は「niconico＋深夜ドラマでドラマができるまでを配信するなどおもしろい仕掛けにチャレンジします。キャストがみっちりトレーニングしたチアリーディングや歌とダンスも必見です」と見どころを語る。

ドラマの放送は10月17日（土）深夜0時45分から。8人の体当たりの演技から目が離せなくなるはずだ。