アウディTTSと葉山で知る“知性と情熱”

横浜ウォーカー

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東京から車で約1時間、日本におけるマリンスポーツ発祥の地として知られる葉山は、これから秋色に変っていく。これから海と山のコントラストが魅力となる葉山を、アウディTTのスポーツバージョンTTSでドライブした。

Audi TTS Coupe 2.0TFSI quattro(768万円)


アウディTTの高性能バージョンには、より濃い血が流れている


アウディTTのラグジュアリーな室内空間に比べ、TTSのそれは、スポーティーそのもの。随所にアルミニウム材が配され、少しスパルタンな雰囲気。それを上品にまとめているのは、アウディのセンスの良さである。

【写真を見る】アウディTTSの車内。センターコンソールやアルミドアトリムをはじめ、各所にマットアルミニウム調仕上げがなされている


バーチャルコクピットのメーターもTTSでは、センターメーターに変更が可能。視認性がよくなり、レーシーな雰囲気が味わえる。こちらはボタン一つで、TTと同じスタイルに変更することもできる。

バーチャルコックピットのセンタータコメーター表示は、アウディTTS独自仕様


イグニッションのボタンを押すと、TTとは異なる低音たっぷりのアイドリング音に心が躍る。やや大きめの音ではあるが、近所迷惑になるような音ではないのでご安心を。アウディの社名は、ラテン語の「音」や「聞く」をちなんだもので、同社は創業以来、耐久レースやラリーなど、モータースポーツに参戦してきた。TTSが奏でる音を聴いていると、同社のスポーツマインドが伝わってくる。

アウディTTSのリアビュー。LEDを多用したテールランプが印象的だ


スポーツモデルとのことで、乗り心地に関して「硬さ」を覚悟していたのだが、葉山の街並みを走り始め、TTより乗り心地がコンフォータブルなことに驚いた。明らかにTTSの方が柔らかくて上質。まるでミズスマシのように、路面をトレースする。海岸線を走ると、あまりの快適さに時を忘れる。

海岸線を走るアウディTTS


ハンドリングも同様で、TTより運転しやすい気がする。ワインディングロードでは、TTより高い速度域でコーナーをひらりひらりと駆け抜けていく。TTでもボディ剛性が高く、サスペンションがしっかり仕事をするという感覚を得たが、TTSでは更にもう一段階上のステージという印象だ。TTと異なり、TTSではダンパー減衰力をアクティブに制御するマグネティックライドのサスペンションを採用。また車高もTTから10mmほど下げられている。

TTSとTTの一番の違いは、エンジン出力。TTと同じ2.0リットルの直列4気筒ターボ型であるが、過給圧を高め、かつ耐久度を高めた部品を用いることで、56馬力ほど出力が高い286馬力を発生する。エンジンパワーの違いは、街中で見出すことは難しいものの、高速道路ではどこからでも加速できる、という恩恵にあずかることができるハズだ。

286馬力を発生するターボ付き2.0リットル直列4気筒エンジン


TTの高性能バージョンであるTTSの価格は、TT Quattroに比べて179万円高の768万円。外観からその差を見出すとするならば、フロントマスクのシングルフレームグリルとリアに配されたTTSのエンブレム。

シングルフレームにさり気なく付けられたTTSのエンブレム


リアの左側に、TTSのエンブレムを配置


それとマフラーの排気口がTTの2本出しに対して4本出しになった程度。

TTS(左)とTT(右)のリアビュー。排気管の本数が異なるほか、その周囲も異なる


しかし実際は、高性能バージョンやスポーツモデルというより、アウディの技術力と上質さを兼ね備えたTTをベースに、同社の知性と情熱を感じさせるTTSは“アウディの血を一層濃くした”1台だ。

葉山で見つけた、知性と情熱の店


アウディの知性と情熱を体験したところで、今度は音楽と映像における再生技術のそれを体験することにした。葉山マリーナの近くにある「カデンツァ」は、ホームシアターとオーディオ・ビジュアルに興味がない人でも、一度立ち寄って頂きたい専門店だ。

カデンツァの駐車場にAudi TTSを停める


3階建ての同店は、フロアーごとに最先端のオーディオビジュアル・システムと、それを楽しむ住空間としてのインテリアが見事にマッチした居心地のよい空間づくりがなされている。

1Fには、落ち着いた空間にヴィンテージなオーディオ機器が並ぶ


1階にはクラシックな佇まいのインテリアに、歴史に名を残すオーディオの名品が溶け込むように設置。それらが奏でる音に耳を傾けると、まるで桃源郷に誘われたかのような気分になる。

2Fに上がると、アルフレックスの家具とともに、AV機器がセンスよく置かれている


2階は、一転して白を基調とした現代的なインテリアに、最新AV機器をスマートに展示。薄型テレビや細身のトールボーイスピーカーが美しくセッティングされ、リビングリフォームの参考になるだろう。シアタールームに足を踏み込めば、床まで下りた140インチの大型スクリーン高精細な映像に圧倒されること間違いナシ!さらにシックなインテリアとドラマチックな照明演出で、初めて訪れたのに、なぜかリラックスしてしまう。

ホームシアターというと、マニアックな印象を持たれる方が多いかと思う。しかし、カデンツァが提案しているホームシアターのスタイルから、“いい音や映像と共に暮らそう”という店主のメッセージを感じずにはいられない。

アウディTTSで出かけ、帰ったら自室のホームシアターでリラックス。上質でハイセンスな車とAVシステムを手に入れる幸せを夢みながら、葉山を後にした。【東京ウォーカー】

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