【深田恭子インタビュー:その2】熱演中の初舞台「100万回生きたねこ」が大阪へ
関西ウォーカー
※【その1】http://news.walkerplus.com/article/65773/の続き
Q:どんな役ですか?
1幕では小さい女の子の役を演じます。好奇心が旺盛な、すごくわんぱくな女の子で、1幕のいろんなところに登場します。2幕では、白いねこの役です。
Q:作品で一番惹かれたのは?
この作品は、愛や人生、心の痛みなどが描かれている作品なのに、それを真正面からじゃなく、ちょっと斜に構えているようなところがあって。音楽的にもとてもおもしろいと思います。私、小さい頃からピアノをやっていたんですけど、今回の曲はみんな、ついピアノを弾きたくなるような歌ばかりで。ちょっとひねった、面白味のあるメロディで、とらねこの繰り返していく人生をメロディとともに繰り返していったり。
登場人物たちも、ちょっとひねくれた人たち、というか、すごく自己愛の強いさみしい人たちがたくさん出てきます。でもその中で、私の演じる白いねこは多くを求めない、ちゃんと自分の人生を生きている白いねこなんです。
Q:見どころは?
もともと佐野洋子さんの作品が世界中で愛されている素晴らしい絵本ですから。インバルさんとアブシャロムさんの独特の世界観もほんとにアートで、どのセットも可愛いですし、小道具もすごくこだわりを持っていらっしゃる。衣裳も、インバルさんが絵を手描きしたものが衣裳になってたりとか。とらねこちゃんの柄も、インバルさんが実際に衣裳の上にペイントしたものなんです。音楽も素晴らしいですし。
アブシャロムさんは「僕たちは前回の続きを作っている」というふうにおっしゃってくださって、メイクや衣裳も少しずつ前回とは変えて作っています。ですから、こういうところを見てくださいっていうよりはもう、必ずみなさんにいろんな思いを感じていただけるようなミュージカルではないかなと思います。
Q:もう泣かないですよね?
それが、お稽古場でも結構毎回泣いちゃって(笑)。自分が出てないシーンのメロディとか詞とか、ほんとに何ともお伝えしづらいんですけど、なぜが涙が出てしまうんですよ。自分の心のいろいろな部分に攻め込んでくるシーンがたくさんあるので…。このシーンのこのセリフが好きで泣ける、っていう明確な言葉じゃなく。なんだろうこの感情?って、いつも思います。本番では大丈夫だと思いますけど(笑)。
Q:大阪のファンにメッセージを。
私の初舞台をみなさんに見ていただけたらありがたいです。緊張させてしまったら申し訳ないなと思いますけど、でもすごくいい作品なので、ちゃんとそれを形にして皆様にお届けできるように。たくさんの方にご覧いただけるように大切に作って、東京と金沢と、そして最後の大阪まで温めて来ます。楽しみにしていただけたらうれしいです。
Q:大阪で楽しみにしていることは?
今日、イカ焼きとタコ焼きをいただきました。大阪に来ることが決まった時からすごく楽しみにしていて、ご飯もちょっと節制しようぐらいに(笑)。今回の大阪では、おいしいものが食べられるのも楽しみですね。今度はお好み焼きを食べてみたいです(笑)。
※その1はコチラhttp://news.walkerplus.com/article/65773/
【取材・文=高橋晴代】
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