もはや高級ホテル?贅沢キャンプ“グランピング”が人気
東京ウォーカー(全国版)
最近、世界中で流行っているという「グランピング」。手ぶらで大自然に出かけてテントやコテージに泊まったり、高級ホテル並みの食事を楽しめたりする“贅沢キャンプ”のことだ。日本でも専用施設が増えており、いよいよ本格的なブームを迎えそうな予感。さっそく、ブームの実態や最新事情に迫ってみよう。
そもそもグランピングとは、「glamorous(魅惑的な)」と「camping(キャンプ)」を掛け合わせた造語。明確な定義がないためサービス内容はバラバラだが、おおむね大自然の中でハイグレードなテントやコテージに泊まれるのが特徴だ。
料理も用意してくれるので手ぶらでOK。料金は1人あたり2~3万円が相場。通常のキャンプは1万円以下で利用できる施設も多いが、テントや調理器具など快適に過ごすためのアイテムをそろえるとなると思いのほか費用がかさむ。
さらにトイレや風呂に困ったり、BBQで肉が焦げて食糧難に陥ったりするようなトラブルもつきものだ。そんなアウトドア初心者にありがちなストレスとは無縁な点がグランピングの魅力。そう考えれば料金も決して高くないといえる。
では実際、どんな体験ができるのか? 具体的なケースは、グランピング文化が進んでいる海外を見ると分かりやすい。
例えば、アメリカの広大な砂漠に張られたテントに宿泊できる「Moab Under Canvas(モアブ・アンダー・キャンバス)」。インディアンが住んでいそうな原風景をダイレクトに感じながらも、豪華ベットやバスルーム付きのテントでのんびりできてしまうのである。ジャングルの中で自家製のオーガニック料理を味わえる、オーストラリアの「Nightfall Wilderness Camp(ナイトフォール・ウィルダネス・キャンプ)」も有名だ。イギリスを中心に欧州でも大ブームに。「ジャグジー付きコテージ」「専属シェフがBBQを提供」など、特別感あふれるサービスが展開されている。
一方、日本に目を向けると三重県のオートキャンプ場「伊勢志摩エバーグレイズ」が人気。今年4月に新たに加わった施設「グランピング・カリブ」は、国立公園内にあり広大なラグーン(池)に面する。客室の広さは約80平方メートル。冷暖房完備で、室内に天蓋付きベッド、屋外に浴槽があり、まるで海外の高級リゾートのようだ。
自然の中だけでなく、都会のど真ん中というシチュエーションも楽しめる施設もある。それが2012年7月にオープンした東京・豊洲のアウトドアパーク「ワイルドマジック ザ・サードパーク」。標準の2倍の広さにあたる18~22平方メートルのテントで、夜景を見ながら都会とは思えないほど優雅に過ごすことができる。あらゆる方向性の「魅惑的なキャンプ」を体験できる施設が増えているのだ。
そんな中、多くの高級リゾートホテルを展開する星野リゾートが、10月30日(金)に「星のや 富士」をオープンする。既存のキャンプ場が“上級プラン”として局所的に提供しているパターンが主流のなか、施設全体でグランピングにこだわったリゾートは日本初。日本でのグランピングブームをますます盛り上げる存在として期待されている。
ということで、リアルな情報をいち早く届けるべく、さっそく取材を申し込んでみた!
まず、宿泊客が最初に訪れるのは、河口湖からタクシーで10分ほど移動した平地にあるレセプション会場兼駐車場。ここでグランピングを楽しむ7つ道具が入ったバックパックを受け取り、専用のジープでキャビン(客室)へ送ってもらう。敷地に入る前のニクい演出に期待感は高まるばかり。キャビンは河口湖が最もキレイに望める草原ゾーンに置かれ、まるでスコープ(覗き穴)が並んでいるかのよう。その合間には桜や紅葉が植えられており、なんだか“オトナの秘密基地”感がたまらない。
案内された「Tキャビン(ツインタイプの客室)」に入ると、大きな窓からは河口湖と山麓の美しい風景が!この時点で大満足、というか思わずグランピングをしに来たことを忘れそうに…。冷静に観察してみると、風を楽しむためのテラスには夜に炎を楽しむための仕掛けがあったり、さりげなくバードコールが置いてあったり、どこにいてもアウトドア気分を盛り上げてくれるキャビンになっている。
もちろん、ホテル並みに広いバスルームも完備。全40室のキャビンの中には、家族3名での利用に向いた「Fキャビン」や、キングサイズのベッドを備えた「Dキャビン」も。どのキャビンも大きな窓から美しい湖畔を広々と望める設計になっているため、要するにハズレなし!
同施設のコンセプトは「丘陵のグランピング」。起伏のある地形を生かした構造で、キャビンから出て多少息切れしながら森の中の階段を登っていくと、まず専用のレストランが現れる。ディナーで楽しめるのは、センターグリルでシェフが仕立てる熱々のグリル料理のコース。朝食ではスキレット(フライパン)のままで食べるオムレツや、焼きたてのダッチオーブンブレッドが登場。これぞグランピングな、豪華でダイナミックな料理を堪能できるのだ。
レストランを出てさらに階段を上ると、「クラウドテラスエリア」と呼ばれるパブリックスペースに到着。炎を見ながらお酒が飲める「焚き火BAR」や、自然に関する書物やハーブティーが用意された「ライブラリーカフェ」、木々の中に浮かんだ「空中ベンチ」など、自然の中で超優雅に過ごせるエリアがいたるところに!
また、高級リゾートのホスピタリティ&薪割りなどのキャンプテクを備えたスタッフ「グランピングマスター」が各所にいるため、キャンプ場にありがちな放置プレイとは無縁。贅沢な環境下で自然を堪能できる、グランピングの真髄をとことん味わうことができるのだ。ちなみに、宿泊料金は1泊1室4万5000円~(食事別)。予約は早い者勝ち!【東京ウォーカー/記事提供=週刊ジョージア】
※記事の内容は、無料スマホマガジン「週刊ジョージア」から一部抜粋、再構成したものです
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