週末は葉山で美しい景観を楽しもう
横浜ウォーカー
神奈川県三浦半島の西部に位置する葉山町は、古くから保養地や観光地として親しまれてきたエリアだ。相模湾沿岸を中心にさまざまな観光スポットや景勝地があり、ヨットマンだった名俳優・石原裕次郎が愛した土地としても知られる。特に秋になると、紅葉や旬のグルメ、空気の澄んだ夕景といった秋ならではの見どころがさらに増える。今回は、秋におすすめの葉山の厳選スポットを回るプランをご紹介。週末は、葉山でのんびりと秋を感じてみてはいかがだろう。
葉山の湾岸沿いには夕景を楽しめる景勝地が数多くある。なかでも長者ヶ崎駐車場は“かながわの景勝50選”にも選ばれたスポットで、写真撮影におすすめだ。葉山町と横須賀市の境に位置しており、富士山、伊豆半島、江ノ島などの相模湾一帯の風景を展望できる。日中は青く美しい海と空の組み合わせを、夕刻になるとムード豊かなサンセットを眺められ、空気が澄む秋冬シーズンには、より鮮明により美しく映えた富士山に沈む夕日を見ることができる。駐車場内には、食事と買い物ができる売店「池沢物産店」があり、ちょっとした立ち寄りにも便利。人気メニューは「カレーライス」(650円、大盛850円)で、おかみさん手作りのどこか懐かしい味わいが魅力。
神奈川県立近代美術館 葉山は、鎌倉館、鎌倉別館に続く県立近代美術館の3つ目の建物として2003年にオープンした、葉山を代表する観光スポットの一つだ。眼の前が一色海岸という好立地で、展覧会を鑑賞した後は美術館内の散策路を巡って屋外彫刻を見たり、展望台から相模湾とその向こうの富士山を眺めるなど、アートと葉山の風景の両方を満喫できる。さらに“美術館に親しみを持ってもらいたい”という趣旨から、中庭や庭園、美術図書室、レストラン、ミュージアムショップなどは、観覧料なしで利用できるようになっている。特にレストラン「オランジュ・ブルー」ではすべての席から海を眺めることができる。主に日本と世界の近現代美術を紹介する展覧会を開催しており、現在は、戦後の日本を代表する彫刻家である若林奮の展覧会「若林奮 飛葉と振動」(12月23日(祝)まで)を開催中。
葉山しおさい公園は、1987年に葉山御用邸付属邸の跡地に開園されたスポット。大正天皇崩御、昭和天皇皇位継承の地として町の史跡に指定されており、園内にある「葉山しおさい博物館」には、昭和天皇が下賜された標本やヨットなどの貴重な資料が展示されている。また、園内の日本庭園では、茶室「一景庵」などの風情あふれる施設とともに、落差3メートルの流れ落ちる滝「噴井(ふけい)の滝」が見どころ。この公園は景勝地としても有名で、海岸側にある黒松林からは富士山や伊豆半島、大島などが一望できるほか、秋には園内各所で美しい紅葉が楽しめる。
葉山御用邸近くの海辺にあるプラージュ・スッドは、相模湾のオーシャンブルーが眼の前に広がる最高のロケーションで、本格的な地中海料理を味わえるレストラン。ランチタイムには「キノコの和風スパゲッティー(醤油味)」や「ハムと松の実のクリームソーススパゲッティー」(各1750円)などのスパゲッティーをメイン料理に、相模湾の新鮮な海の幸を使ったシーフードメニューを味わえる。ディナータイムになれば、地中海料理とともに美しい相模湾の夕景を楽しむことができる。大人のドライブデートにおすすめ。
秋の葉山はグルメ、夕景、観光、芸術鑑賞など、さまざまな楽しみ方ができる。ぜひ週末のドライブ旅行で、その魅力を体感してほしい。【横浜ウォーカー】
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