「渋谷の球体」のその後…そして渋谷区役所移転のお知らせ!
東京ウォーカー
渋谷区観光大使兼クリエイティブディレクターの小宮山雄飛です。今回は、渋谷区民に愛される、地味なスポットを紹介したいと思います。渋谷区で生まれ育った人だったら、おそらく誰しも思い入れがある「渋谷の球体」を皆さんはご存知でしょうか?
この球体、今はなき渋谷区児童会館の横の三竹公園にある遊具なのです。球体の中が滑り台みたいになっている、さすが渋谷区!というちょっとアートな遊具で、渋谷で幼少期を過ごした人なら一度は遊んだことがあるはず。

現在は、安全のためてっぺんが柵で覆われていて、中から頂上に出ることはできないのですが、僕が子どもの頃はこの柵もなく、わんぱくな子どもたちはここから外に飛び出たはいいが、球体の角度を計算できず、頭から地面に落下なんてこともよくありました。(だから柵ができたんでしょうね…)
渋谷区児童会館とこの球体のある三竹公園は、渋谷の子どもたちにとっては思い出のスポットだったのですが、我々も大人になり、すっかり児童会館から足が遠のいていたある日「児童会館が閉館する」というニュースを聞きました。本当に沢山の思い出のある場所ですが、その中でも象徴的なのがやはりこの球体(思えば、名前なんていうんだろ?)

児童会館閉鎖で、あの球体は一体どうなってしまった?と思いながら、長谷部渋谷区長とのミーティングのため、児童会館跡地にできた仮区役所を訪れてみたら、まだあった!児童会館はなくなり、三竹公園も大幅に縮小されましたが、球体だけは残っていたのです。
さすが渋谷区出身の長谷部区長、区民の球体への思いを分かっている。中に入ると、至るところのペイントが剥げたりして、老朽化を感じますが、それこそ歴史の証。
よく頑張ってくれている!とついつい球体をすりすり撫でてしまいました。
しかし、巣鴨のお地蔵さんなどと違い、球体のどこかをすりすりしたところで、自分の体の同じ箇所が良くなるとか、そういうご利益とかはありません。(いっそ、観光大使としてそういう言い伝え作っちゃいますか?)

ということで、さらに渋谷区への思いを強めた上で、移転した渋谷区の仮区役所にて区長と打ち合わせ。で、結局、何が言いたかったかと言いますと、渋谷には区民の思い出が詰まった球体があるよ!という事と、渋谷区役所は移転して昔の児童会館のところにあるから、区役所にご用の区民の方は気をつけてね!ということなんです。以上、大使からのお知らせ、よろしく!【東京ウォーカー/取材・文=小宮山雄飛】
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