キャラメルを題材にした短編小説コンテスト結果発表

東京ウォーカー(全国版)

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キャラメルといえば、黄色いパッケージでおなじみの「森永ミルクキャラメル」を思い浮かべる人も多いのでは?今夏は、同商品のパッケージに直木賞作家の角田光代と朝井リョウが「キャラメル」をテーマにした全3話のオリジナル小説を書き下ろした(1箱につき1話、全6種類発売)ことで話題を呼んだ。それに続くキャンペーンとして、今度は一般人からも、同様に「キャラメル」をテーマにしたショートストーリーを募集することに。それが森永製菓「日常を彩る一粒のキャラメルストーリー」コンテストである。

“キャラメル一粒一粒が作り出す、日常での心温まるショートストーリー”を募集し、実際に寄せられた作品は全部で2486点。11月上旬に読売新聞東京本社、森永製菓、ダ・ヴィンチ編集部による審査の結果が発表された。

グランプリ(賞金10万円)に輝いたのは、茶田さわ香さんの「はなむけはキャラメルのかたち」。筆者が高校を卒業して地元を離れる際に、祖母と交わしたやりとりを中心に描いている。一つ一つの描写がとにかく丁寧で、物語に引き込む独特の世界観を持つ。それをキャラメルというファインダー越しに、ハートフルに伝えられている点が素晴らしい。

ダ・ヴィンチ賞(賞金5万円)は、森龍介さんの「不惑帰省」が受賞。故郷へ帰省する新幹線の車中で「森永ミルクキャラメル」がキーワードになっているクロスワードを解いていく過程が描かれている。その背景にある、親子の確執を解決するカギを、それとなくキャラメルに求めている秀作だ。

その他の受賞作は、森永製菓賞(賞金5万円)が、吉田由美子さんの「甘い記憶」、読売新聞社賞(賞金5万円)が、古野絵里さんの「星野のキャラメル」。ミルクキャラメル賞(賞金1万円)が、加藤すみ子さんの「母との甘いキス」、長源子さんの「友情キャラメリゼ」、前芝晶子さんの「ご褒美キャラメル」、佐藤惠子さんの「小さな駅での見送り」、狩野友里さんの「折り鶴」となっている。これら受賞作の本文は、11月6日(金)発売のダ・ヴィンチ12月号で詳しく読める。

キャラメルの歴史を感じさせる「森永ミルクキャラメル」には、多くの人の思いが詰まっていると分かるコンテストだったと言えるだろう。【東京ウォーカー】

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