中田英寿が「漆」作品を集めてチャリティーイベント

東京ウォーカー(全国版)

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元サッカー日本代表・中田英寿が代表理事を務める「TAKE ACTION FOUDATION」が11月14日、ホテル日航金沢(石川県金沢市)で、「REVALUE NIPPON PROJECT CHARITY GALA 2015 with GUCCI」を開催。

日本の伝統や文化を見つめ直すプロジェクトに携わる中田英寿氏


「REVALUE NIPPOIN PROJECT」は、日本の伝統工芸や文化、技術などを再評価し、新たな価値の創造を目的として2010年に発足した。これまで、陶磁器や和紙など毎年異なるテーマを設け、各分野のプロフェッショナルとの共同制作で自由な発想の作品を発表。作品とともに、日本の伝統技術の魅力を多くの人に伝える「きっかけ」を作ってきた。

今年のテーマに選ばれたのは「漆」。漆の制作にあたっては、塗師などの工芸家やデザイナーで5つのチームを結成し、中田氏のほか、同プロジェクトに賛同した伊東豊雄(建築家)、柴田文江(工業デザイナー)、白山和己(山梨県立美術館 館長)、中川淳(中川政七商店 代表取締役)が各顧問を務めた。

TEAM Bの作品「伊藤若沖ここによみがえり。繊細なる蒔絵で彩られた学びの箱」


今回制作された5つの作品は、会場のオークションにも出品。同時に、本イベントに参加した江角マキコ、別所哲也、前園真聖から出品された体験型の権利など、全10品の合計落札金額は4610万円となった。

また、当日の会場のドレスコードは男性が袴、女性が友禅。海外からの参加者は和服をまとう"非日常”を楽しんでいた。

中田は、「日本に帰ってきて、全国を回るまでは漆の工芸家たちに出会ったことがなかった。海外の方も知らないと思うが、伝統や文化とは、モノや技術でもなく、人と人とがつないでいくことが大事。人があり、場があり、それがつながっていくことが伝統をつなげ、明日の文化になる」と話し、あらためて今回のプロジェクトの意義を振り返る。石川県金沢市での開催に関しても、「北陸新幹線が開通したこともありますが、やはり漆といえば、石川県。この秋の素晴らしい時期に開催できてよかった」とコメントした。

閉会のあいさつでは、6回目となった「CHARITY GALA」が今回で最後であることを発表。同時に、「これからも次の大きなステップとして、日本の伝統工芸の素晴らしさを世界中に伝えることをしていきたい。必ずみなさんとまた会えると信じています」と今後の構想について語った。【東京ウォーカー】

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