温暖化で需要拡大!? “冷凍ペットボトル”が続々登場
東京ウォーカー
暑い夏、ペットボトルのドリンクを冷凍庫で凍らせたら、ボトルが膨張して“変形しちゃった!”なんて経験、きっと誰しもあるはず。そんな心配をなくす冷凍用に開発されたペットボトルのドリンクが、各社から続々と発売されている。
それを裏打ちする数字が出ている。冷凍ペットボトルの市場は、07年が35億円。ところが08年には51億円と一気に伸びている。「温暖化で年々猛暑日も増えていますし、今後はさらに伸びていくのではないでしょうか」というのは伊藤園の広報。
同社は冷凍時の飲料の膨張変形や、解凍時の減圧変形に対応した「冷凍ボトル」を開発。ボトル全体にらせん状の凹凸があり、その凹凸に沿ってペットボトルが均一に膨張するため、変形を防げるというものだ。「冷凍ボトル かち割りレモン」「冷凍ボトル かち割り乳酸菌」のほか、看板商品から「冷凍ボトル お〜いお茶 緑茶」がすでに4月に発売になっている。保冷剤の代わりに保冷ランチバッグに入れて昼食時に楽しむ、なんて使い方もアリだ。
さらに日本コカ・コーラは6/1、「アクエリアス 冷凍PET」と「アクエリアス ビタミンガード 冷凍PET」を同時に発売。凍らせる際の膨張圧を吸収することでペットボトルの変形を抑制し、凍らせても原型を維持することができるオリジナルボトルだ。夏のスポーツには欠かせない冷た〜いドリンクが楽しめる。
ちなみに同社からはもうひとつおもしろい商品が出ている。それは「ファンタ もみもみ フローズン」シリーズ。こちらは味わい方がユニーク。ボトルを“もんで”“振って”、しゃりしゃり“飲む”シャーベット感覚のフローズン飲料なのだ。フレーバーはグレープ、レモン、オレンジの3種類あり、デザート感覚で楽しめる。
ほかに、キリンビバレッジでは07年からセブン-イレブン限定で「キリン 生茶凍結ボトル」を販売している。このように夏本番に向け、各社から冷凍ペットボトルの飲料が出揃ってきている。
“飲み物が入っているだけ”の役割だったペットボトルは年々改良を重ねられ、いまや生活シーンや季節に合わせて選べるものに。この夏はキンキンに冷やした冷凍ペットボトルを持ってBBQやスポーツを楽しもう。【東京ウォーカー】
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