英国生まれのA型!? “35歳”キティちゃんのヒミツに迫る

東京ウォーカー

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ハローキティのキティちゃんが実は、“英国生まれ”だと知ってる?

今年35周年を迎えるキティちゃんの記念シリーズの発表会が英国大使館で行われ、1980年からハローキティを担当するデザイナーの山口裕子さんが、キティちゃんにまつわる秘話を披露した。

キティちゃんがイギリス生まれとなったのは、誕生当時、日本の女の子の憧れの国がイギリスだったことによるという。そしてイギリス発の童話「不思議の国のアリス」に登場する白いネコから名前を取って“キティ”と名づけられたのだ。

サンリオの人気キャラクターとして定着しているキティちゃんだが、実は順風満帆な人生(?)だったわけではない。1974年に新キャラクターとして開発され、1975年に第1号商品を発表。ところが、当時の同社の1番人気キャラクターは“キキララちゃん”で、今のような人気はなかったそう。転機は1980年、山口さんがデザイナーに就任してから。ファンの人たちの声を聞くため、山口さんは全国各地でサイン会を実施。どのようなアイテムが欲しいのか、今、何が流行っているのかなどファンの声をデザインに取り込むことを大切にしてきたそう。そして5年後にはサンリオ一の人気キャラクターに成長したのだ。

「ペットブーム時にはキティちゃんにネコのぺットを連れてもらいました。それにキティちゃんは、日本人で一番多い血液型のA型なんですよ」と山口さん。時代の変化やファンの声に併せて変化し続け、“ファンにとって身近な存在、共感できる存在”であること、それが長年キティちゃんが愛されるヒミツだろう。

そしてとっておきのエピソードは“なぜ、キティちゃんには口が描かれていないか”ということ。ファンの多くが“気持ちを共有してくれているように感じる”と言い、“口が描かれていない”ことがキティちゃんにとって魅力の一つなのだ。ところが80年代、初めてアニメ化する際、アニメで口が描かれていないのは不都合ということで口が描かれた。するとファンからキティらしくないという声が…。そこでその意見を反映し、最近のアニメにはキティちゃんの口は描いていないそう。

そんなキティちゃんも今年で35歳。今回発売される記念シリーズは、“イギリス生まれ”にちなんだ英国・スコットランドの伝統的な柄“タータンチェック”をキティちゃんの全身にあしらった「ハローキティタータン」シリーズ。そして、誕生35周年のシンボルデザインの「ハローキティカラーズシリーズ」だ。どちらも9月中旬に発売予定だ。

子供から大人まで、長年愛され続けるキティちゃん。これからも時代と一緒に変化していく姿が楽しみだ。【東京ウォーカー】

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