林敬子の「ペットとわたしの自由空間」【連載第11回】

東京ウォーカー(全国版)

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動物愛護活動家になるきっかけ


動物愛護家になるきっかけとは?


目を背けたくなるような現実を、人はいつまで見て見ぬふりをしているのだろうか。わたしも以前は、その一人でした。今まで様々な理由をつけては、路頭に迷う犬や猫に、救済の手を差し伸べることができませでした。

でも、ある時、このままでは何も変わらない……まずは一歩前に踏み出してみよう、そう思ったのが動物愛護活動家になるきっかけです。

ペットが置かれている厳しい現状


今回、紹介する映画「犬に名前をつける日」は、なんとなくわかってはいるけれど、とためらっている今から一歩前に踏み出すきっかけになる映画なのではないかと思います。

目を背けたくなるような現実とは、悪質な繁殖業者やペットショップ、動物愛護センターの殺処分場のこと。

人間の都合で繁殖させ、売られ、捨てられ、殺処分される犬や猫たち。その一方で「助けるか見殺しにするしか道はない」と一心不乱に犬や猫の命を救う人たち。

愛護センターで保護される犬や猫の多くは、飼い主からの持ち込みが多いのです。

犬や猫が好きで飼うのに、なぜ簡単に捨ててしまうのだろうか。かわいい洋服やバッグを買う感覚と同じなのか。命を預かるという感覚がないまま気軽に飼ってしまうからなのか――。

犬や猫は物扱い、ペットフードは雑貨扱い、そんな現状に疑問を抱いている愛犬家は多いと思います。そこには、日本における動物の取り扱われ方にも問題があるのではないかと私は思います。

「今のままではペットも人間もつらい思いをしなければならない。日本の動物に対する取り扱い方を、もう一度考えてみてほしい」(映画「犬に名前をつける日」より)という言葉に、日本の動物に対する法律が変わることを心から願うとともに、今自分にできることを少しずつでも、行動に移していきたいと改めて思いました。

命あるものを預かる覚悟が必要


どんな人間と出会うかでペットの運命が決まる


ペットは飼い主を選べません。どんな人間と出会うかでその運命が決まるんです。私たち人間は現実から目を背けるなど心の迷いでしかありませんが、ペットたちは命を奪われてしまうんです。命あるものを預かるときにはそれなりの覚悟が必要です。

この映画を一人でも多くの方に観てもらい、ペットを飼う人たちの意識が変わり、現実と向き合ってほしいと願っています。【東京ウォーカー】

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