松山ケンイチ、青森のヘンテコ青年の初恋を熱演!
関西ウォーカー
農業をしながら青森に暮らす、子どものように無邪気でヘンテコな青年・陽人(ようじん)。そんな彼が東京からやって来た保育士の町子先生に恋をし、その強すぎる想いが常識を超えた(!)奇跡を生んでいく様子を描いたのが「ウルトラミラクルラブストーリー」だ。“これはラブストーリー? それともファンタジー?”そんな不思議な感覚を観る者に残す本作の主演を務めるのは、作品ごとにまったく異なる顔を見せる若き実力派・松山ケンイチ。そんな彼に役作りから作品への想いを語ってもらった。
─今回、メガホンを取ったのは松山さんと同じ青森県出身の横浜聡子監督ですよね。本作のオファーを受けた時はいかがでしたか?
「青森生まれの監督と俳優が、青森を舞台にした映画を撮るっていう機会はもう二度とないんじゃないかって思いましたね。縁をすごく感じました」
─やはり地元での撮影ということもあって、リラックスした気持ちで撮影に臨んでいたんですか?
「リラックスはしているんですけど、映画の撮影で戻ってきているからちゃんと仕事もしなきゃいけないっていう気持ちもあって…。精神状態はけっこうゴチャゴチャしていたかもしれないですね。青森には休みでしか帰ったことがなくて、地元で撮影をするってこんな感覚なんだって初めて知りましたし…。だから、正直なところ最初は“ちゃんと仕事に集中できるのかな”って不安はありました」
─陽人というキャラクターをとてものびのびと演じられていたので、意外です。でも、今回はラブストーリーなのかファンタジーなのか、とても不思議な作品なので、最初は全体像が掴みにくかったのではないかなと思うんですが…。
「どのジャンルにも属さない作品だし、観たことがないような感じで“ホントに変わっている話だな”って思いました(笑)。だけど、僕が演じた主人公の陽人をはじめ、登場するキャラクターみんなが魅力的で、僕にはないものを持っているんですよ。ポジティブな気持ちがキャラクターから伝わってきて。それで、僕ももっと陽人のことをもっと知りたいなと思ったんですよね」
─陽人のどんなところが特に気に入ったんですか?
「周りに気を遣っていないところですね。僕自身も仲のいい友達には全然気を遣わないんですけど、心のどこかで周りのことを意識して、ヘンに考えすぎてしまっている部分ってあると思うんです。だけど、陽人にはそういう回りくどいところが一切ない。陽人は突拍子もない行動で周りを困らせるんですけど、周りの優しさもあって“それでもいいな”と思えるところが魅力だなって。陽人と周りの人みたいな良い関係って、普段のなにげない生活の中で作られていくものだと思うんです。だけど、僕の場合はそういう関係が生まれる前に、陽人とは違うように人と接してしまっているのかなとも考えさせられました」
【2に続く】
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