中川翔子が“リア充女子”に送るホラー映画とは?

東京ウォーカー(全国版)

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声優、イラストレーター、漫画家、女優、アイドルなど多方面で活躍中のマルチタレント、中川翔子は映画への造詣も深いことで知られている。

今回は、Amazonの新サービス「Amazonプライム・ビデオ」で視聴可能な映像作品の中から、おすすめの1本をセレクトして語ってもらった。ホラー映画が大好きだという中川翔子に、2011年公開の園子温監督作「冷たい熱帯魚」についてインタビュー!

「リアルで、ちゃんと痛みが伝わってくるところが素晴らしい」と中川翔子も絶賛する「冷たい熱帯魚」(c) 2010 NIKKATSU


「Amazonプライム・ビデオ」は、年会費3900円でAmazonプライムに入会すると、追加料金なしで映像作品を無制限に視聴できる会員向けサービス。プライム会員は、「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」を無料で利用できる他、100万曲以上が聴き放題の「プライム ミュージック」なども楽しめる。

中川翔子が語る!「ホラーが苦手な女子にこそ観てほしい作品」


中川翔子におすすめホラー映画の魅力を語ってもらった


――今回はショッキングなタイトルについて語っていただきます。

「初めて観たときは、韓国映画の『悪魔を見た』に匹敵する作品が、ついに日本にも現れた!と思いました。確かに強烈なんですけど、3回くらい見直すと、だんだんと笑えるシーンに目が行くようになるんですよ。作中で“主人公が経営する熱帯魚店”として使われた店舗は、家のすぐ近くにあるので、実際に店の前まで行って、妙子役の神楽坂様(神楽坂恵)と同じポーズで写真を撮りました」

――舞台挨拶で“稀代の悪役”村田幸雄を演じ切った、でんでんさんとお話されたとか?

「『冷たい熱帯魚』と『恋の罪』の2本同時上映イベントで、でんでんさんが舞台挨拶をされていて。一緒に写真を撮ってもらったり、『君よりも神楽坂さんの方が好みのタイプだな』って、村田っぽいお言葉もいただきました(笑)」

――印象的なシーンを教えてください。

「村田が、怒涛の勢いで妙子を罵るところですね。早口だけど滑舌が悪くて、それがかえってリアルに聞こえるといいますか。そして、ものすごく罵倒されているのに、妙子はどんどん村田に惹かれていくという。その他にも、毒を飲まされて苦しんでいる人の前で、急に態度が豹変して罵倒し始めたり、死体を解体することを“ボディを透明にする”と表現して、鼻歌交じりで切り刻んでいったり。村田を中心とした、登場人物も世界観も、すべてが狂っているんですが、それが絶妙に絡み合っているところが面白くて、すっかりハマってしまいました」

――不条理なシーンが多いですよね。

「死体を焼くシーンで、醤油をかけるのも謎ですよね。しかも、自分で殺しておきながら『達者でな』と言いつつ、川に死体を投げ捨てたりして。実はこういった演技は、すべてでんでんさんのアドリブだそうで、それを聞いて、ますます感動しました。狙って入れたわけではない突発的な演技だからこそ、より強く狂気が感じられるのだと思います」

――美術に対するこだわりも、全編から感じられますね。

「死体を解体する小屋とか、園子温監督の美術感覚がものすごく反映されていますよね。家中に飾られたイルミネーションやろうそくは、美しくもあるし不気味でもあって。それに、死体の解体シーンも、ものすごくリアルで、ちゃんと痛みが伝わってくるところが素晴らしい!半分解体された状態の死体も出てきますが、テレビやインターネットでは遠慮してしまいそうな描写も、徹底的に痛そうに、気持ち悪く撮っていてすごいですね」

――中川さんのTwitterでのツイートを見て、本作に興味を持ったという人も多いと聞きます。

「ホラーは苦手!とか言っている女子にこそ、観てほしい1本ですね。この作品の面白さが分からない人とは、仲良くなれないかも(笑)。気が合うかどうか、最初に見てもらって判断する…というのも、ありかもしれないです」

――他にも、おすすめのタイトルがあれば教えてください。

「『悪魔を見た』ですね。理不尽に恋人を殺された捜査官が、復讐を果たすために犯人を追い詰めて行くんですけど、いつもギリギリで間に合わず、被害者が増えていって。ようやく復讐を果たしたと思ったら、また次の殺人事件が起きて…。とてつもなく残酷で、救いようがない作品ですけど、人間の本質的な怖さがリアルに描かれていて、こちらも大好きな1本です。やっぱりホラー映画は、監督がやりたいことを遠慮なく、我慢せずに出し切るべきですよ。思い切り振り切った作品がどんどん増えるとうれしいです!」【東京ウォーカー】

<本作と併せて見たいウォーカープラスおすすめの「Amazonプライム・ビデオ」作品はこちら>

■「ヒミズ」

「冷たい熱帯魚」のような、狂気に満ちた人々が織り成す人間ドラマを楽しみたい人には、同じく園子温監督作「ヒミズ」がおすすめ。「行け!稲中卓球部」の漫画家、古谷実による同名コミックの映画化作品で、第68回ヴェネツィア国際映画祭では新人賞も受賞するなど、海外での評価も高い。身勝手な大人たちに翻弄され続けてきた少年が、ある事件をきっかけに“普通”の人生をあきらめ、狂気の世界へと踏み込んでいく様が描かれている。

■「悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」

映画ならではの理不尽な暴力と残虐性の中に秘められた造形美術に興味がある人は、ぜひ「悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」をご覧いただきたい。カルト的な人気を誇る「悪魔のいけにえ」の続編で、前作の20年後を舞台に新たな惨劇が展開する。チェーンソーを手に、人々を次々に肉塊へと変えていく“殺人鬼”レザーフェイスの暴れっぷりは圧巻!その傍若無人ぶりには、ある種のカタルシスさえ感じるはず。

■「SAW」

しっかりと“痛み”を描くことで、登場人物の行動や世界観に抜群のリアリティが付与されている「冷たい熱帯魚」。そんな本作同様、“痛み”の表現に徹底的にこだわり、息の詰まるような緊張感が味わえる作品が「SAW」だ。老朽化したバスルームで、足首に鎖をはめられた状態で目覚めた2人の男。6時間以内に相手を殺すか?2人とも死ぬか?究極の選択を迫られた主人公の動向からは、一瞬たりとも目が離せない!

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