“トレンドを作る男”中村貞裕の仕事バイブルは「ゴッドファーザー」

東京ウォーカー(全国版)

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ICE MONSTER、ドミニクアンセルベーカリーなど数々の行列店を手がけ、ファッション、音楽、デザイン、アートなど、あらゆる分野に精通し、魅力的な空間演出を手掛けるトランジットジェネラルオフィスの中村貞裕代表。

今回は、Amazonの見放題・映像配信サービス「Amazonプライム・ビデオ」で視聴可能な作品の中から、おすすめの1本をセレクトして語ってもらった。トレンドを生み出す男の“仕事バイブル”的映画は、1972年公開の名作「ゴッドファーザー」だ。

「ゴッドファーザー」は、家族の愛憎とファミリーを守ろうとする男たちの姿がテーマCOPYRIGHT (C)2016 BY PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.


「Amazonプライム・ビデオ」は、年会費3900円でAmazonプライムに入会すると、追加料金なしで映像作品を無制限に視聴できる会員向けサービス。プライム会員は、「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」を無料で利用できる他、100万曲以上が聴き放題の「プライム ミュージック」なども楽しめる。

中村貞裕も感銘を受けた!「これほど重みのある大作を他に知らない」


中村貞裕代表は「ゴッドファーザー」から会社という組織を運営していくうえでの心構えを教わったという


――「ゴッドファーザー」をご覧になられた経緯や、好きなポイントを教えてください。

「父親が何回も観ていて、当時はそれほど興味がなかったんですが、高校生のときに初めて観て面白いなと思ったんですよ。もともと見ごたえがある長編大作が好きで、僕の知る限り、これほど重みのある大作はないですね。それと、個人的な見解なんですが、年齢や環境によって、感想がガラッと変わるのが“いい映画”の条件だと思っています。多感な学生時代、伊勢丹に勤めていたサラリーマン時代、会社を立ち上げて大忙しだった時代と、各時代ごとに見えてくるものや刺さるポイントがまったく違うんです。大作であるがゆえに何度でも観たい映画、それが『ゴッドファーザー』ですね」

【写真を見る】観たときの年齢や環境によって、感想がガラッと変わるのが“いい映画”の条件と話す中村貞裕代表


――「ゴッドファーザー」から得た知識や感想で、会社経営に役立っている要素はありますか?

「ファミリーを大切にする…といいますか、会社という組織を運営していくうえでの心構えを教わりました。『ゴッドファーザー』と横山光輝版『三国志』が、会社経営における僕のバイブルです。『友を近くに置け、敵はもっと近くに置け』という名言が『ゴッドファーザー』に出てくるんですけど、これはすごく響きましたね」

――社内にも、「ゴッドファーザー」好きの方が大勢いらっしゃるそうですね。

「役員全員が『ゴッドファーザー』好きなんですよ。それぞれに担当するキャラクターがいて、僕はなぜかトランジットのマイケル(アル・パチーノ)ということになっています。ちなみに、携帯電話の呼び出し音も『ゴッドファーザー 愛のテーマ』に設定しているので、僕に電話をかけてくる人はみんな喜びますね(笑)」

中村貞裕代表は携帯電話の呼び出し音を「ゴッドファーザー 愛のテーマ」に設定している


――他ではどういったジャンルの映画がお好きですか?

「家族の絆を描いた映画や、ウディ・アレン作品のようにウィットに富んだ映画が好きなんですけど、音楽と映像がビシッとマッチした映画にはハズレがないので、ジャンルというより、そうした視点から作品を選ぶことが多いですね」

――音楽以外にも、映画から美術的なインスピレーションを受けることは?

「よくあります。特に『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』や『グランド・ブタペスト・ホテル』といった作品は、脚本も美術も最高で、空間演出の参考にしています。もちろん『ゴッドファーザー』も世界観や美術が素晴らしい作品なので、まだ観たことがないの方はぜひ、シリーズ全作を一気に観て、あの独特の雰囲気にどっぷり浸っていただきたいですね」【東京ウォーカー】

<本作と併せて見たいウォーカープラスおすすめの「Amazonプライム・ビデオ」作品はこちら>

■「スカーフェイス」

「ゴッドファーザー」では、父の跡を継ぎ、ファミリーの2代目ドンとなるマイケルを演じたアル・パチーノが、同じくギャング映画で、より粗暴で自滅的な行動を繰り返す主人公を演じた作品がこちら。自分の力だけを頼りに、暗黒街でのし上がってきた男が、やがてすべてを失い、身を滅ぼすまでの様が、怒涛の展開で描かれる。「ゴッドファーザー」と併せて見れば、アル・パチーノの演技力に圧倒されるはず!

■「アンタッチャブル」

マフィア同士の抗争や、ファミリー内の人間模様を描いた「ゴッドファーザー」とは対照的に、これらの犯罪組織を追い詰める、アメリカ財務省捜査官たちの活躍を描いた作品。禁酒法時代のアメリカを舞台に、実在した捜査官チーム「アンタッチャブル」と“暗黒街の顔役”アル・カポネの戦いが、緊張感溢れるタッチで展開していく。シカゴ駅の階段での銃撃戦など、見応えのあるシーンも満載!

■「ロード・トゥ・パーディション」

時代劇漫画「子連れ狼」をモチーフとした重厚かつ繊細な世界観と、“親子の絆”に焦点を当てたストーリーが好評を博した異色のギャング映画。マフィアの殺し屋であるサリヴァンは、ボスの実子であるコナーの逆恨みにより、家族を殺害されてしまう。唯一生き残った長男と共に危機を脱したサリヴァンは、復讐を決意。差し向けられる追手を返り討ちにし、徐々にコナーを追い詰めていくが…。

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