「姑息びと」なら主演したい!さんま×滝田監督爆笑トーク
東京ウォーカー
明石家さんまが司会を務めるWOWOWの無料放送特番『明石家さんまの映画大事典IV』の収録が行われ、ゲストにアカデミー賞受賞作「おくりびと」の監督・滝田洋二郎が登場。自身の監督作にまつわる逸話を披露した。
滝田監督はオスカー受賞時を「まさか獲ると思っていなかったから信じられなかった」ので、作品名を呼ばれた際、主演の本木雅弘と目で確認し合ったと振り返る。さらに当日のスピーチについて、前日に“通訳分の席がない”ことがわかり英文のスピーチを前夜に急遽作成したことを明かした。「万が一、まぁ、“万が一”が付くんですけど、その(受賞の)ときは独りで登壇して45秒でスピーチしてくれと言われたんです」とのこと。「友人とペットボトルで(オスカー像に見立てて)練習してたんですよ。冗談でやってたらホントになっちゃった」と、お茶目な一面を見せていた。
ちなみに「おくりびと」は完成してから公開まで13か月もかかったそうで、さんまは「“お蔵入りびと”になってたかもしれないんやなぁ」と笑いながらも感慨深げ。売れない時は“鼻が折れる折れるほどの天狗”になってみたいと思ったものだと言う滝田監督は、今後は、「その時にやりたいことをやりたい人と」作品を作っていきたいと決意表明。品川が「(次の作品は)さんまさんと“こそく(姑息)びと”はどうですか?」と突っ込むと、さんまもすかさず「俺、それ、カンペキにこなすわ」と返し、会場を沸かせた。
また、滝田監督作品から自身の印象に残っている作品を、「おくりびと」を含め3作品を紹介。「コミック雑誌なんかいらない」では制作費が少なくてあまりのギャラの安さにノーギャラで出演してくれた俳優がいたこと、「僕らはみんな生きている」では政情不安定なタイでのロケが2週間も止まったことなど、エピソードを披露した。
ほかにもゲストにお笑い芸人の品川ヒロシと田村裕、俳優の温水洋一、タレントの遠藤久美子が登場。
麒麟の田村は映画化もされ、225万部の大ヒットとなった著書「ホームレス中学生」の後、詐欺に狙われているという周囲の人からの忠告におびえていることや、高級焼肉を食べて気絶したことをカミングアウト。すると「俺も離婚会見した日、全部の宗教が家に来た」「お茶漬けと漬物の生活から抜け出せなくて前の奥さんとよくケンカした」と、さんま。
さらに品川が自身初監督作「ドロップ」で、芸人は現場でのムードメーカーである必要があることがわかったと言うと、「俺もロケバスに乗るんやけど、(ムードメーカーのつもりなのに)俺があんまりにもしゃべるからみんなが嫌がって、それに釘を刺すために乗り込んだ大竹(しのぶ)さんがずっと話を聞いてくれてた。それが結婚のきっかけになったんかも」と得意の自虐ネタで笑いをとっていた。
出演者それぞれのお気に入りの映画作品やシーンの紹介、内田裕也や竹中直人、藤木直人ら豪華な顔ぶれのビデオメッセージも届くこの収録の様子は7/4(土)午後4時からWOWOWにて放映。無料放送なので加入者じゃなくても視聴可能! 映画好きにはたまらない熱いトークをぜひ見てみよう。【東京ウォーカー】
この記事の画像一覧(全4枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介