運転をサポートしてくるクルマで楽しむ南房総ドライブ
東京ウォーカー(全国版)
前回は、アイサイトの運転支援技術が長距離ドライブもサポートしてくれると語ってくれたスバル広報担当の吉田隆幸さん。今回は、アイサイトにおける最終目標、そして吉田さんご自身のおすすめドライブルートについて伺いました。

―アイサイトのここだけは他社にも負けないというポイントはありますか?
吉田隆幸(以下、吉田):アイサイトの開発コンセプトに“基本に忠実に”という考えがあります。人間は歩いているときに、目の前に障害物があれば止まれますよね。それは、2つの目の視野の差で距離を測っているからです。ある意味、認識技術だと思います。それを機械でもできるようにしようというのがアイサイトの考え方です。
現在の運転支援システムは、レーダー技術を使うことが多いですが、レーダーは人や自転車に対しては機能しにくい技術です。しかし、アイサイトは、実際に対象物をカメラで見ているので、人や自転車に対しても制御することができます。これは事故を減らしていく上でも、大きな優位点だと思います。
その他、アイサイトはステレオカメラだけで対象物を認識し、自動車や自転車、人だけでなく、車線やブレーキランプ、様々な障害物も見ることができます。他のシステムだと、これらを認識するためには、多くのシステムが必要になるため、価格が高くなる傾向がありますが、アイサイトはステレオカメラだけなので、価格面での優位性もありますね。

―ステレオカメラを使った制御には、スバルにしかできない技術が盛り込まれているのか?
吉田:ハードウェア的にというより、実際に見て認識するソフトウェア面のノウハウはスバル特有と言えます。それは、1989年からステレオカメラのみで開発している26年の積み重ねがあり、徹底的に様々な環境の道を走り込んでいるからです。これは一朝一夕で実現できるものではありません。
―進化を続ける「アイサイト」の最終目標は?
吉田:最終目標とは言えないかもしれませんが、運転支援システムのさらなる高度化として、アイサイトを進化させ、2020年に高速道路での自動運転を実現したいと考えています。
その前段階として2017年には、渋滞時などの低速域でもレーンキープが可能な追従走行を実現したいと考えています。現在も65km/h以上であればレーンキープが可能ですが、渋滞時にも機能することで、より運転負荷を減らすことができると思います。
―最終的には、全自動運転のクルマとなるのでしょうか?
吉田:現在は、自動運転がすごく話題になっていますね。我々も自動運転を実現すると発表していますが、あくまでも安全技術を追求する中での運転支援システムとして開発しています。ドライバーのミスや、疲れなどをクルマがサポートすることが、安全につながると考えています。
―あくまでもドライバーが主という考え方なのですね。
吉田:そうです。スバル車では運転を楽しんでいただきたいからです。ドライバーも走りたい時は走りたいし、休憩したいときは休みたい、その気持ちをサポートしたいと考えています。

―吉田さんは、アイサイトに助けられたという経験はありますか?
吉田:追従走行やレーンキープという技術は本当に助かります。クルマがサポートしてくれていると思うと、安心できるので疲れにくいんです。だから、出張などで遠くに行くことが苦ではなくなりました。最近では、アイサイトが付いていないと運転するのが不安になってしまいます(笑)
―アイサイト搭載車に乗った今、吉田さんはどこに行きたいですか?
吉田:私は千葉県の南房総の方を走りたいですね。アクアラインを抜けて、下道で南房総を回りながら海沿いの道を走るのは、眺めが良くて好きです。館山や鴨川シーワールドなどがあって、スポットとしても楽しいと思います。

―春になると、黄色い菜の花がきれいですよね。
吉田:そうなんですよ。あとは横須賀の方から久里浜でフェリーに乗って、南房総をドライブするのもいいですね。南房総も下道で回ると、かなり距離がありますが、海に面した道を走って楽しみ、帰りはアイサイトの機能で楽々帰宅というドライブがおすすめです。
スバルが誇る運転支援システム「アイサイト」は、これからも進化していく。クルマがドライブをサポートしてくれるこの時代だからこそ、自分のクルマでいろいろな場所に行って、運転を楽しんでみてほしい。【東京ウォーカー】
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