若者が“ビール回帰”!好みや飲み方に変化の兆し

東京ウォーカー(全国版)

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ビールの販売実績が19年ぶりに増加した。ビール大手5社が、1月中旬に発表した2015年のビール販売実績が1996年以来、19年ぶりに前年の販売実績を上回ったのだ。ビールの販売は低迷が続いていたが、税制改正方針により、将来的に酒税の減税が見込まれることから、各社がビールに注力したことが要因と思われる(市場全体の販売実績は、通常の販売数量に自社の物流倉庫などへの出荷分を加えた「課税移出数量」で算出)。

ビールで重視するのはおいしさ。「うまみ」「味わい」重視派が多数(写真はイメージ)Thinkstock/Getty Images


そんななか、“ビール離れ”が指摘されてきた若年層でも“ビール回帰”の動きがあるようだ。共同通信社は、全国の20~60代の男女1000人を対象に、ビールに関する飲用実態調査を実施。「ビール、発泡酒、第三のビールのうち何が好きか?」と尋ねたところ、ビールが「とても好き」「やや好き」と答えた層が合わせて89.4%に達したのだ。

さらに「今後ビールを飲む量は増えると思うか?」と聞いたところ、全体では「変わらない」と答えた層が69.1%と大半を占めたが、若年層の20代では、45.5%が「増えそう」「やや増えそう」と回答。今後は、若者がビール市場を盛り上げていくのかもしれない。

味に関しては、これまで好まれてきた「苦味がある」や「キレがある」といった特徴がニーズとして減少。「今後求めるビールの特徴」として、「うまみを感じる」(56.4%)「味わいがある」(49.2%)「コクがある」(46.6%)といった回答が上位にランクインして「うまみ」「味わい」重視派が増加していることが分かる。

続いて、ビールを飲む場面について尋ねた。回答のなかで「最近飲んでいる場面」「今後飲みたいと思っている場面」として多く挙がったのは、「家族が一緒の食事」「ひとりでくつろいでいるとき」「友人・仲間と集まって」。反対に「ビールは仕事の上司や同僚と飲むのが好きだ」といった項目には、あまり同意が集まらなかった。

これらの結果からも、いまどきの若年層は「自分の好みに合った、味わいのあるビールを仕事仲間よりも家族や親しい友人と楽しみたい」と考えていることが分かった。気の置けない人たちと楽しい時間を過ごすときに、ビールを楽しんでいるようだ。【東京ウォーカー】

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