東京で21万人以上来場!性を描いた「春画展」が京都で2月6日(土)~4月10日(日)開催

関西ウォーカー

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昨年、東京・永青文庫(東京都文京区)で開催されたさいには、21万人以上の人が訪れ話題を巻き起こした、日本初の本格的な春画展が、2月6日(土)~4月10日(日)まで、京都・細見美術館(京都市左京区)で開催される。

「春画」とは、性的な事柄を描いた芸術性の高い肉筆画や浮世絵版画の総称こと。しかしそこには笑いも同居しており、江戸時代には「笑い絵」とも呼ばれていた。これまで海外では評価され、展覧会も開かれたことはあったが、日本では「恥ずべきもの」とされ、なかなか表舞台に出ることはなかった。

数年前に行われたイギリス・大英博物館での展覧会をきっかけとして、日本でも開催できるようにと関係者が奔走。20以上の美術館から開催を断わられながらも、昨年やっとの思いで東京での開催にこぎつけた。そして今回、京都展限定作品13作品を含む135点の春画の名品を一堂に集め、京都で開催される運びとなった。

本展では、江戸時代に活躍した、葛飾北斎「喜能会之故真通」、喜多川歌麿「歌まくら」、鈴木春信「煙管」など有名浮世絵師たちの作品だけでなく、京都の西川祐信や大坂の月岡雪鼎など上方の春画も展示され、東京会場とは一味違った展示構成に。徳川将軍や大名家の絵師として仕えた狩野派の作品や、九州・平戸松浦家が所蔵していたとされる屏風作品なども出展されており、庶民だけではなく、武士や大名までが楽しんでいたという春画の魅力に迫る。

春画展日本開催実行委員会代表の淺木正勝氏は「日本が生んだ美術であると変わらず思っている。しかし日本ではずっと展覧会ができないでいた。『そこに風穴を開けたい!』との思いでがんばってきました。そして東京では大成功。京都でも大勢の方に見て頂きたい」とこれまでの苦労や期待を述べた。

入館料は1,500円で、開館時間は10時~18時(3月18日以降の金・土曜日は午後8時まで開館)。会期中には展示替があり、2月6日(土)~3月6日(日)が前期、3月8日(火)~4月10日(日)が後期となっている。

なお、18歳未満は入館禁止。

【取材・文=関西ウォーカー編集部 小笠智子】

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