ベルギービールは“大瓶シェア飲み”が断然楽しい!

東京ウォーカー

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

2月6日、東京・虎ノ門のベルギービール専門バー「デリリウムカフェ トーキョー」で750mlの大瓶ビールを楽しむイベント「大瓶の会」が行われた。

瓶の上と下では味が異なるため何度にも分けてグラスに注ぐ


ベルギーでは、100軒を超える醸造所で1000種類以上の銘柄のビールが生産されている。その多くは「樽生」と「小瓶(330ml)」に加え、750mlの「大瓶」で流通するが、愛好家の間では「大瓶の味わいは別格」と言われている。くじ引きで4人1組のチームを作り、店内の40種類の大瓶の中から5本を選んでシェア飲みを楽しむという「大瓶の会」に参加し、生ビールより断然美味しいという大瓶ビールの魅力を体験した。

【写真を見る】デリリウムカフェ トーキョーのマネージャーの須藤さん(写真左)と、「大瓶の会」発起人の山田健さん(同中)


大瓶ビールについて、同店でマネージャーを務める須藤聡さんは「大瓶が美味い理由は、『熟成が緩やかに進むから』とか、『より広い瓶内で二次発酵するためコクが出るから』など諸説ありますが、はっきりした根拠はまだ分かっていません。好みはありますが、大瓶特有の深いコクには多くの方が魅了されます」と話す。

初対面でもすぐ打ち解けられるのがシェア飲みの魅力


イベント発起人の山田健さんは、「大瓶の味わいは魅力的ですが、1人で丸ごと飲み切るには量が多く、ベルギービールの良さである多様性を楽しむことが難しい。そこで生まれたのが、バーで出会った客同士の割り勘で“シェア飲み”をする文化。1人客にも気軽に大瓶の魅力を知ってもらうため、10年前にイベント化しました」と会発足の経緯を話す。

記者も生と大瓶のビールの味を比べさせてもらったが、大瓶の方が明らかに濃厚なコクがある。その違いは愛好家でなくてもはっきり分かるほど。瓶の底に酵母がたまるので、注ぎ方によって味わいが変化するのも興味深かった。イベント終盤には、オーク樽で寝かせた「セント・ベルナルデュス・アブト・オークエイジド」が店からプレゼントされ、限定生産のレアな大瓶を堪能して会は幕を閉じた。

ずらりと並んだビールの大瓶たち


今回で10回目となった「大瓶の会」は年に一度のイベントだが、デリリウムカフェ各店舗ではシェア飲みしたい旨をスタッフに伝えれば、他のお客さんに声をかけてくれるのだとか。多種多様なベルギービールをより深く味わう“大瓶シェア飲み”は、ビール好きなら一度は試してみる価値がありそうだ。【東京ウォーカー/取材・文=杉山元洋】

この記事の画像一覧(全5枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

花火特集

花火特集2025

全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

CHECK!全国の花火大会ランキング

CHECK!2025年全国で開催予定の花火大会

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る