ベルギービールは“大瓶シェア飲み”が断然楽しい!
東京ウォーカー
2月6日、東京・虎ノ門のベルギービール専門バー「デリリウムカフェ トーキョー」で750mlの大瓶ビールを楽しむイベント「大瓶の会」が行われた。

ベルギーでは、100軒を超える醸造所で1000種類以上の銘柄のビールが生産されている。その多くは「樽生」と「小瓶(330ml)」に加え、750mlの「大瓶」で流通するが、愛好家の間では「大瓶の味わいは別格」と言われている。くじ引きで4人1組のチームを作り、店内の40種類の大瓶の中から5本を選んでシェア飲みを楽しむという「大瓶の会」に参加し、生ビールより断然美味しいという大瓶ビールの魅力を体験した。

大瓶ビールについて、同店でマネージャーを務める須藤聡さんは「大瓶が美味い理由は、『熟成が緩やかに進むから』とか、『より広い瓶内で二次発酵するためコクが出るから』など諸説ありますが、はっきりした根拠はまだ分かっていません。好みはありますが、大瓶特有の深いコクには多くの方が魅了されます」と話す。

イベント発起人の山田健さんは、「大瓶の味わいは魅力的ですが、1人で丸ごと飲み切るには量が多く、ベルギービールの良さである多様性を楽しむことが難しい。そこで生まれたのが、バーで出会った客同士の割り勘で“シェア飲み”をする文化。1人客にも気軽に大瓶の魅力を知ってもらうため、10年前にイベント化しました」と会発足の経緯を話す。
記者も生と大瓶のビールの味を比べさせてもらったが、大瓶の方が明らかに濃厚なコクがある。その違いは愛好家でなくてもはっきり分かるほど。瓶の底に酵母がたまるので、注ぎ方によって味わいが変化するのも興味深かった。イベント終盤には、オーク樽で寝かせた「セント・ベルナルデュス・アブト・オークエイジド」が店からプレゼントされ、限定生産のレアな大瓶を堪能して会は幕を閉じた。

今回で10回目となった「大瓶の会」は年に一度のイベントだが、デリリウムカフェ各店舗ではシェア飲みしたい旨をスタッフに伝えれば、他のお客さんに声をかけてくれるのだとか。多種多様なベルギービールをより深く味わう“大瓶シェア飲み”は、ビール好きなら一度は試してみる価値がありそうだ。【東京ウォーカー/取材・文=杉山元洋】
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