角川映画40周年記念!角川映画、最初の10年の歴史をまとめた文庫本発売記念イベントが大阪で開催
関西ウォーカー
今年、角川映画は40周年を迎える。「セーラー服と機関銃‐卒業‐」「エヴェレスト 神々の山嶺」といった記念映画が公開されたり、角川映画が映画専門誌で特集されるなど、盛り上がりを見せている。そんななか、2014年に発売された角川映画の歴史をまとめた単行本に大幅に加筆修正した作家・中川右介氏のノンフィクション「角川映画1976-1986[増補版]」が2月25日、角川映画40周年記念と銘打って角川文庫から発売された。
同書の発売を記念し、2月27日、大阪のトークライブハウス「ロフトプラスワンウエスト」(大阪市中央区宗右衛門町)で「角川映画マニアックトーク~角川映画40周年!最新作とナツカシの名作を語る!~」というトークイベントが開催された。
出演は著者の中川右介さんをメインスピーカーに、日本アカデミー会員として投票権も持つお笑い芸人のシンデレラエキスプレス・渡辺裕薫さん、FM802「Ciao!MUSICA」DJで、2015年東京国際映画祭フェスティバルナビゲーターも務めた野村雅夫さんに加え、玉置泰紀ウォーカー統括編集長がコーディネーターというディープな顔触れ。さらに映画サイト「キネプレ」ラジオMCガールの野間ユミカさんと水瀬みおさんが総合司会を務めた。
イベントは新作2本の紹介からスタート。玉置総編集長が「セーラー服と機関銃‐卒業‐」の完成試写会に出席した際、後ろの席に橋本環奈とその両親がいたことを明かすと会場からは感嘆の声が上がった。
本イベントについてはニコニコ生放送やUSTREAMでネット配信を途中までしたが、配信を止めた後半の「ここだけの話」で会場は大いに盛り上がった。玉置総編集長が「角川映画は予告編がおもしろい」といえば中川さんが「角川映画はテレビCMがおもしろい。予告編は助監督が作っているけど、CMは専門家が作っているから『二代目はクリスチャン』では、死んでいるはずの岩城滉一がCMで重要な場面で登場している。これはどう見てもCM用に作った映像。そういう手法も角川映画から」と隠れたエピソードを明かす。「メディアミックスも、テレビスポットもすべてが角川映画から始まった。角川映画がなかったら、日本映画はどんなことになっていたか」と中川さん。改めて角川映画のおもしろさと存在意義に触れられるイベントとなった。
トークイベント終了後は、中川さんの文庫サイン会も行われた。
【取材・文=関西ウォーカー編集部 鳴川 和代】
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