職人仕様の手帳型ノートを使いこなすヤチョラーとは?
東京ウォーカー(全国版)
発売以来、半世紀以上経っても変わらぬスタイルを貫くコクヨの手帳型ノート「測量野帳」。本来は土地測量技師のためのメモ帳だが、絶妙なサイズとどんな姿勢でも書きやすい実用性に加え、潔いまでのシンプルさが文具愛好家の目に止まり、「ヤチョラー」と呼ばれる普段使いのユーザーが急増している。そんな話題の手帳についてのイベント「KOKUYO 測量野帳 トーク&ワークショップ 『マイ測量野帳を作ろう』」が、東京・丸の内のGOOD DESIGN Marunouchiで2月11日に開催された。

トークショーには、日常のできごとをイラストと文章で切り取るブログ「コロメガネ」を主宰するヨシムラマリさんと、コクヨの住永さんが登壇。まずは住永さんが測量野帳が生まれた背景について「戦後復興の高度経済成長期に土地の測量が急増したことを受け、現在の皇后陛下である美智子様がご成婚したのと同じ1959年に誕生しました。罫線のデザインは3種類で、『レベル』『トランシット』といった測量により適したものの他、自由度の高い3mm方眼でヤチョラーに人気の『スケッチ』があります」と説明。

数年前から野帳を愛用しているというヨシムラさんは、「日々気になったことを、絵や文字でメモしています。家に財布を忘れても平気だけど、野帳を忘れたら取りに帰る」という筋金入りのヤチョラーっぷりを披露。

「女性が持ち歩くには少々無骨ですが、オフィス通販『カウネット』のオリジナルのケース『ヤチョーカバー』を使えば、透明なカバーと野帳の間に可愛い包装紙などを挟んで女子力も上げられる。測量野帳は1冊216円と安価で、すぐに使い切れるページ数なので、失敗を恐れず気軽にカスタムに挑戦して欲しい」としめくくった。

世界に一つの「マイ野帳」を作ってみよう
トークショーの後は、住永さんやヨシムラさんの指導のもと、実際に野帳のカスタムに挑戦できるワークショップが開かれた。

ゴムバンドやしおり、カレンダーを追加して、マスキングテープでデコるだけで、世界に1つしかない「マイ野帳」が誕生する。

4月1日(金)から3日(日)まで、丸の内のKITTEで開催されるコクヨの博覧会「コクヨハク」でも今回と同様のワークショップが開かれ、限定デザインの野帳もリリースされるとのこと。この機会にヤチョラーの世界にハマってはいかがだろうか。【東京ウォーカー/取材・文=杉山元洋】
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