女子プロ野球リーグ、2016年シーズンが開幕!

東京ウォーカー(全国版)

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今年9月には、第7回ワールドカップが開催される女子野球。日本チーム“マドンナジャパン”は現在4連覇中と、実は世界最高クラスの実力を誇っている。その日本女子野球界の頂点にある、女子プロ野球リーグの新シーズンが3月19日(土)に開幕する。

2010年に誕生した女子プロ野球リーグは今季で7年目。京都フローラ、埼玉アストライア、兵庫ディオーネの3球団が全32試合の総当りリーグ戦(ヴィクトリアシリーズ)を戦うほか、カップ戦やオールスターゲーム、日本シリーズにあたる女王決定戦なども行われる。激闘が始まる開幕前に、各球団の特色と注目選手を紹介していこう。

わかさスタジアム京都を本拠地とし、現在リーグ2連覇中の「京都フローラ」は、走攻守のバランスの良さで今季も優勝候補の筆頭。昨年14勝で最多勝に輝いた植村美奈子、一昨年に前人未到の打率5割を記録した三浦伊織が投打の軸だ。植村は身長166cm、三浦は身長160cmと、両選手とも体格的に突出してはいないが、女子野球らしい動きのキレやしなやかさで勝負するタイプ。両選手のプレーを見れば、スピード感あふれる“スモールベースボール”の真髄を感じられるはずだ。

川口、浦和、大宮、越谷など、埼玉県内の各地でホームゲームを開催する「埼玉アストライア」は、打撃のチーム。打線を引っ張るのは、東京ヤクルトスワローズ・川端慎吾の妹でもある川端友紀だ。兄・慎吾が首位打者に輝いた昨シーズン、妹・友紀は打率2位で、惜しくも兄妹での首位打者獲得とはならなかった。友紀はオフシーズンも「兄の自主トレに参加し、フォームをマンツーマンで見てもらった」そう。兄譲りのバッティングで、今季こそ兄妹での首位打者獲得を誓う。さらに、“美人すぎる女子野球選手”として話題を集める外野手・加藤優が即戦力ルーキーとして加入。遠投75mの強肩やスイングスピードの速さなど実力も折り紙つきで、加藤の活躍次第では、強力打線がさらに厚みを増しそうだ。

淡路島を本拠地とし、神戸や姫路でもホームゲームを開催する「兵庫ディオーネ」は、昨年のタイトルホルダーを多く抱える個性派集団。最優秀防御率の宮原臣佳、最多奪三振の里綾実、首位打者の大山唯がチームの中心で、戦力がかみ合えば十分に優勝が狙える。特に大山は昨季、プロ2年目にして打率4割を記録した野球センスの塊。まだ24歳と若く、900gのバットを使用(女子野球では800g台が一般的)するようなパワーも持ち合わせている。どこまで成長するのか、ファンならずとも追いかけていきたいバッターだ。

こうした女子プロ野球の選手達は、一見普通の女の子。見た目からは想像できないようなスーパープレーを繰り広げるのが女子プロ野球の魅力だ。さらに、試合中にインタビューをうけたり、応援ダンスを観客と一緒に踊るなど、パフォーマンスにも積極的。球場では女子プロ野球ならではの華やかな雰囲気を楽しめるので、一度足を運んでその魅力を確かめてみてはどうだろうか。

開幕戦は3月19日(土)、20日(日)の2連戦。兵庫の淡路佐野運動公園第1野球場で、ディオーネVSフローラが行われる。続いて、3月26日(土)、27日(日)は、わかさスタジアム京都でフローラVSアストライア。以降10月まで、ほぼ毎週末ごとに試合が行われる。

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