時代を象徴!? 店主が芸名を名乗るラーメン店が相次ぎ開店

東京ウォーカー

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ラーメンイベントが各所で開催され、ブーム真っ只中のラーメン。そんななか、興味深い新店が東京都内に立て続けにオープンした。

まずは、09年5/22に日本橋・三越前に誕生した【室壱羅麺(むろいちらーめん)】。店主のWAKIさんは元ダンサーで、某有名店で修業を積んだ実力派だ。なんとニューヨークでも飲食経験があるそうで、ワールドワイドな知識を持つ。こちらのラーメンのベースは、巷で流行中のトンコツ魚介が主体。とろみはあるものの、しょっぱさを抑え、しかもラードでなじませた魚粉を加えている。挽き肉や刻みタマネギ、ショウガなども具に加え、より深みを与えているという、手の込んだ仕込みも見事だ。

一方、09年6/1に荏原中延にオープンした【ラーメン井田商店】。自らを座長と名乗る紅★次郎さんが、映画「男はつらいよ」のフーテンの寅さんの出で立ちで厨房に立つ。木目のカウンターで構成された店内には、下駄や般若のお面なども飾られ、昭和的雰囲気に包まれている。そんな演出に目が行きがちだが、トンコツや鶏ガラ、モミジなどを時間差で抜き差ししつつ丁寧に取る手法や、煮干しなども自ら干して加えるなど丁寧な仕込みも見事だ。そんな愛情たっぷりのラーメンは、見た目よりもマイルドな醤油ラーメン。年代を問わず支持される一杯に仕上がっている。

両者に共通していえるのは、店主がいわゆる「芸名」を名乗っている点。まさに今のラーメンはパフォーマンスも重要な構成要素になっていることを象徴している。しかも、それを下支えする確かな味があってこそ、それらが映えることに、実は彼らは気付いているのだ。【連載「はんつ流(14)」/フードジャーナリスト・はんつ遠藤】

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