伊藤英明&三池崇史、「テラフォーマーズ」の見どころを語る!
関西ウォーカー
火星地球化計画のため、コケと一緒にある生物”G”を火星に送り込むも、約500年後Gは”テラフォーマー”へと異常進化を遂げていた。彼らの駆除のため、昆虫の能力を身に付ける成功率30パーセントのバグズオペレーションを受けた15人の日本人が、火星へと向かいテラフォーマーと死闘を繰り広げる。発行部数1600万部を突破した人気漫画の実写化を「藁の盾」などで知られる鬼才・三池崇史がメガホンを執り、「悪の教典」以来4度目のタッグとなる伊藤英明が主演を務める。2人に本作の魅力を語ってもらった。
―最初に本作のオファーがきた時の率直な感想はいかがでしたか?
伊藤「もともと原作は知らず、監督がメガホンを執ると聞いて読み始めました。G退治に昆虫の能力を駆使して戦う原作の発想がすごくおもしろくて、特に男子は無条件にこの世界観が好きだろうなと思いました。作品はもちろんですが、監督の撮影現場は得るものも多いので、参加させていただきました」
―三池監督にお聞きしますが、伊藤さんを主演に抜擢した理由を教えてください。
三池「伊藤さんは、キャリアを重ねて俳優として成功した今も守りに入る気配がない。まだまだ役者そのものを自分なりのやり方で探っているような雰囲気があるんです。そこが小吉の現状に満足していないところと非常に近いものを感じ、今回お願いしました」
―監督は、漫画原作の作品を実写化するうえで心がけていることはありますか?
三池「原作を心からリスペクトし、愛情を持つことです。そのうえで、作品のおもしろさを僕らの武器でもある映像やCGを生かして表現したいなと。今回の原作は主要キャラに外国人がいますが、映画では全員日本人に変更しています。アメリカ人をキャスティングすると、映画の中でアメリカの状況も語る必要が出てきます。しかし育った環境や考え方の違いを描くのであれば、日本人でも表現することはできるだろうと思い変更しました」
―伊藤さんは、小吉を演じてみていかがでしたか?
伊藤「キャラクターの設定や性格は原作をヒントにしつつ、僕にできることを全力でやろうと心がけて演じていました。オオスズメバチへの変異はすごくわくわくしましたが、特殊メイクに僕は2時間、ヒロインの武井 咲ちゃんは6時間くらいかかって、大変でしたね。宇宙服のような衣装は体感20キロくらいあったと思います。普通の洋服より動きにくいうえに、変異すると衣装もどんどん大きくなるので、撮影は体力勝負でした」
―伊藤さんのアクションも見どころの一つですね。
伊藤「小吉はオオスズメバチの能力を取り入れて戦うので、力強さや凶暴性など昆虫の特徴と空手を組み合わせて、殺陣師の方とアクションの型を作っていきました。敵のテラフォーマーはフルCGで描かれているので、実際のアクションは僕一人で演じていました。エアーで殴られて避けてと、見えない敵との撮影は大変でした(笑)」
三池「オオスズメバチは刺すけど殴らないので(笑)、正解がない分、撮影前に具体的な絵コンテを用意しました。その絵コンテの解釈については、それぞれの役者の感性にまかせました」
―最後に読者へメッセージをお願いします。
伊藤「誰も見たことのないエンタテインメントど真ん中の作品に仕上がっているので、1人でも多くの方に楽しんでいただきたいです」
三池「本作の上映中は映画館を楽しい空間にしたいなと。家族で楽しめる作品になっているので、小学生にも見てほしいと思っています」
取材・文=リワークス
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