【高石工場夜景ツアーレポVol.1】幻想的な夜景クルーズ
関西ウォーカー
高石商工会議所と関西ウォーカーがコラボした「高石工場夜景ツアー」が、5月7日、8日の2回、大阪府高石市で開催された。毎年好評なこのツアーレポートを2回に分けて公開!まずは第1回目。編集部の小笠がレポートします。
5月7日、工場ファンの聖地と言われる「堺泉北港臨海工業地帯(堺市、高石市、泉大津市)」の工場夜景を海上から楽しむ「高石工場夜景クルーズ」が、高石市で開催された。毎回大人気の同ツアー。今回も多数の応募があり、抽選で選ばれた幸運な約40人が参加した。私も関西ウォーカー編集部として同ツアーに参加してきた。
集合は羽衣バスターミナル。バス出発の15分前についたにも関わらず、参加者のほとんどはすでにバスに乗車。参加者の気合いがヒシヒシと伝わってくる。
最初に向かったのは浜寺公園内にある大阪国際ユースホステル。ここで少し早めの夕飯をとり、腹ごしらえ。お腹がいっぱいになったところで、お待ちかねのクルーズ乗船場所である石津漁港へと向かった。
バスの中では、毎回ツアーに同行している工場夜景写真家・小林哲朗さんのレクチャーが。シャッターを押すタイミングやカメラの設定の仕方など、いろいろなコツを教えてもらう。漁港につくと、渡された救命胴衣を着て船に乗り込み、いざ出発!
クルーズが始まったのは18時20分ごろ。ちょうど日が落ちてきて夕暮れとなり、夜になるまでの時間だ。「はじめから夜だと撮影が難しいので、一番いい時間帯をクルーズの時間にしてもらった」と小林さんが言う。
遮るものがない海上からの眺めは抜群。光の中に浮かぶ大型タンクや巨大プラント。また光が海面に反射しさまざまな色で煌めく光景は、幻想的な雰囲気を醸し出している。そんな風景を前にして、はじめからカメラを構える人、カメラに集中せずクルーズ自体を楽しむ人、参加者それぞれが思い思いの時間を過ごしていた。私は、一枚でもいい写真を撮ろうと必死の撮影!しかし、小林さんが言っていたとおり、海上からの写真はかなり難しく、また私のカメラがデジコン(デジタルコンパクトカメラ)ということもあって、かなりの苦戦を強いられる。しかし、そのおかげで、撮影に夢中になれ、また「こうしたら綺麗に撮れるかな?」と自分なりの試行錯誤もでき、撮影する楽しさを感じられた有意義なひと時を過ごせた。あっという間に80分は過ぎ、クルーズは終了。目の前に広がった工場夜景を、参加者それぞれがフレームにおさめ、船をあとにした。
次に向かったのは、マル秘スポット・大阪国際石油精製の発電施設門前。小林さんいわく「ここが一番(高石市の)工場に近づける場所じゃないかな」。工場夜景ファンにとっては、とっておきのスポットだ。こちらでも必死で撮影する私。今回は被写体が動いていないため、デジコンでもなかなかの写真を撮ることができた。無事に撮れて一安心。
瞬く間に時間は過ぎ、もう21時過ぎ!解散場所の羽衣バスターミナルへとバスは向かった。しかし、まだこのツアーは終わっていなかった。あえて高速道路に乗って、高速道路から工場夜景を見せてくれるというのだ。「高速道路からの眺めもまた違ったものなので、オススメなんですよ」という行きのバスでの小林さんの言葉を思い出す。至れりつくせりのツアー!見やすいようにバスの灯も消され、ビルの合間から姿を表したり消えていったりという少しのじれったさも楽しみながら、少し離れてみる海上からのそれとも、近くから見上げるそれとも違う、工場とほぼ同じ高さから見る工場夜景を楽しむことができた。
工場夜景を鑑賞する楽しさはもちろんのこと、撮影する楽しみも知ることができ、十二分に満喫できた今回のツアー。また、帰りのバスで「今日は楽しかったね」という声がちらほら聞こえ、関西ウォーカーとして微力ながらお手伝いできたことを嬉しく感じながら、帰宅の途に就いたのであった。
次回は9月に開催予定とのこと。このレポートを読んで、少しでも関心を持たれたならば、ぜひ次回参加してみてください!
※Vol.2はhttp://news.walkerplus.com/article/77941/
【取材・文=関西ウォーカー編集部 小笠 智子】
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