アニメ「はたらく魔王さま!」の舞台“笹塚・幡ヶ谷”

2016年5月21日 11:00更新

東京ウォーカー

Twitterで
シェア
Facebookで
シェア

【連載】聖地巡礼さんぽ~あの作品の街を歩く~Vol.12


漫画や映画、ドラマなど、人気作品の舞台となった街を散策し、“住みたい街”としての魅力を深堀していく本連載。ここからみんなの“住みたい街”が見つかるかも?

第12回は、13年4月~6月に放送されていたアニメ「はたらく魔王さま!」(東京MXほか)の舞台となった笹塚・幡ヶ谷周辺を紹介。

人間世界に侵攻した魔王サタンだったが、勇者エミリアに敗れ、異世界エンテ・イスラから現代日本の東京に漂着。しかし、魔力がなくなった魔王サタンは、魔力回復のための情報収集をするために、「真奥貞夫(まおうさだお)」と名乗りバイトをしながら生計を立てる。さらに彼を追ってやってきた勇者エミリアも、「遊佐恵美(ゆさえみ)」と名乗りテレアポとして生計を立てていた。そんなある日、二人が東京で出会ったことで巻き起こる騒動を描いた庶民派ファンタジーコメディ。今回は、物語のメインの舞台である笹塚・幡ヶ谷のスポットとともに、街の魅力を紹介する。

魔王や勇者が日本で働いて生計を立てることになる(C) 和ヶ原聡司/アスキー・メディアワークス/HM Project


「笹塚駅」


主人公の真奥貞夫が住むアパートの最寄駅が笹塚駅で、劇中でもたびたび登場。駅から続く高架下には「京王クラウン街 笹塚」という商業施設があり、飲食店や総菜店を中心に、アパレルなど約40店舗の多彩なショップが並んでいる。さらに15年4月には「フレンテ笹塚」が駅前にオープン。雑貨店の「MUJI com」やイタリアンレストランの「ロジック」など39店舗が出店。飲食店は多くが夜遅くまで営業しているので、仕事帰りで遅くなっても立ち寄りやすいのはうれしいポイントだ。

【写真を見る】8話で遊佐恵美と、異世界からやってきたクレスティア・ベルこと鎌月鈴乃の待ち合わせシーンなどたびたび劇中で描かれた「笹塚駅」(C) 和ヶ原聡司/アスキー・メディアワークス/HM Project


駅周辺には2つの商業施設がある「笹塚駅」は京王線と京王新線の分岐駅になっており、京王新線は都営新宿線と相互直通運転している


笹塚駅から続く高架下にさまざまなショップが軒を連ねる「京王クラウン街 笹塚」(「笹塚駅」)


「鮨みやび」


真奥貞夫がバイトをしているファーストフード店“マグロナルド”。幡ヶ谷駅近くにある設定で、アニメ放送時、その場所には「モスバーガー」があった。現在は「幡ヶ谷六号通り商店街」の中にある「幡ヶ谷大衆酒場 みやび屋」の別業態店「鮨みやび」が営業している。15年4月にオープンしたこの店では、毎日、築地から仕入れる新鮮なネタを使った、30種を超える寿司はもちろん、多彩な一品料理も楽しめる。

「大きな商業施設はありませんが、周辺の商店街も活気があるので、適度な落ち着きと、適度なにぎわいがあるのが幡ヶ谷の魅力だと思います。近所の人に会ったら気軽にあいさつができるような温かい雰囲気があるので、長く住んでいる人が多いですね」(オーナーの石原雅也さん)。

リーズナブルな価格で寿司が味わえる「鮨みやび」。ディナータイムの一品料理は、半分程度がその日の仕入れでメニューが変わる


自身も幡ヶ谷に10年近く住む、オーナーの石原雅也さん。「海の状態を再現した水槽で管理する、アワビなどの活貝が自慢です」と話す(「鮨みやび」)


真奥貞夫がバイトをする“マグロナルド”がある幡ヶ谷駅前の通り(「鮨みやび」)(C) 和ヶ原聡司/アスキー・メディアワークス/HM Project


幡ヶ谷駅前の通りには、「鮨みやび」をはじめ、さまざまな店が並んでいる (「鮨みやび」)


「笹塚一丁目東交差点」


真奥貞夫と遊佐恵美が日本にやってきて、初めて出会ったシーンなど、印象的な場面で描かれているのがこの交差点周辺。笹塚駅から東に進み、中野通りと交わるところにある。劇中では、駐車場やビルの様子などがほぼそのまま描かれており、アニメの世界を感じられる。またこの交差点に面したところには、カレーなどで有名な「新宿中村屋」の事業所があり、敷地内にある工場では洋菓子など製造。また、事業所の入り口にある売店では、中華まんなどの商品が買える。

2話で、真奥貞夫は遊佐恵美と「笹塚一丁目東交差点」で偶然、再会する(C) 和ヶ原聡司/アスキー・メディアワークス/HM Project


駐車場の看板など、アニメではほぼそのまま描かれている(「笹塚一丁目東交差点」)


交差点に面した位置にある、スポーツクラブが入ったビルなどもアニメに登場(「笹塚一丁目東交差点」)


「笹塚観音通り商店街入口」


遊園地から遊佐恵美たちが帰ってくるシーン(10話)などで描かれているのが、笹塚観音通り商店街近くのこの場所。笹塚観音通り商店街は、昔から地元の人たちの信仰を集める“笹塚観音”を中心に栄えた、100年近い歴史のある商店街。現在は、約200mの道に飲食店をはじめ約40軒の店が並ぶ。

「笹塚は新宿から近いけれども、都会的な雰囲気ではなく、下町のような人情あふれる雰囲気がある。そんな雰囲気にひかれて、お店を始めたり、住もうと思う人が多いんでしょうね」(商店街理事長の内山繁雄さん)。

遊園地から帰ってきた遊佐恵美たちが乗った電車が笹塚駅に入るシーン(「笹塚観音通り商店街入口」)(C) 和ヶ原聡司/アスキー・メディアワークス/HM Project


笹塚駅から徒歩2分の位置にある「笹塚観音通り商店街入口」


「夏に行われる“笹塚観音縁日祭り”は商店街で一番大きいイベントで、多くの人でにぎわいます」と話す「笹塚観音通り商店街」理事長の内山繁雄さん


大衆食堂の「常盤」といった歴史のある老舗や、近年オープンした飲食店の「ワインとグリル」など新旧の店がバランスよく並び、活気がある(「笹塚観音通り商店街入口」)


「2000ねん公園」


真奥貞夫が住むアパートの近くにあり、バイト先の後輩の佐々木千穂から告白されたシーンで描かれていたのがこの公園。笹塚駅から徒歩5分程度のところにあり、笹塚観音通り商店街を抜けた先の住宅街の中に、ひっそりとたたずんでいる。こじんまりとした園内にはすべり台や鉄棒、ウサギをモチーフにした遊具などがあり、子供たちを中心に周辺の人たちの憩いの場として使われている。

自宅に来た佐々木千穂を送っていく途中で、真奥貞夫は彼女から告白される(「2000ねん公園」)(C) 和ヶ原聡司/アスキー・メディアワークス/HM Project


住宅街の中にある「2000ねん公園」。笹塚駅から徒歩5分の距離の閑静な住宅街の中にある


新宿から電車で5分という距離にありながらも、古くから地元の人に愛される商店街などが残っており、都会的な雰囲気とは一味異なる、地元の人の生活に密着した雰囲気が感じられる街、笹塚・幡ヶ谷。今回取材にうかがった方々に話を聞いても、街の魅力として話されるのは「温かさ」。笹塚・幡ヶ谷周辺の10を超える商店街は、どこも活気にあふれており、その様子もこの街が持つ温かさを象徴しているよう。

魔王や勇者といったファンタジー要素がありつつも、バイトをする様子など“普通”の日常を描いた「はたらく魔王さま!」。アニメの中でもそれぞれのキャラクターの交流が、駅や公園、交差点、商店街など、なにげない街の風景と共に描かれており、その様子は笹塚・幡ヶ谷で生活する人々の日常そのもので、人情味あふれる街の雰囲気ともマッチする。そんな、アニメに登場したスポットを巡って、笹塚・幡ヶ谷の魅力を感じてみてはいかが。【東京ウォーカー】

第13弾は6月上旬配信予定

Blu-ray「はたらく魔王さま! Vol.1」6825円。2~6も発売中(C) 和ヶ原聡司/アスキー・メディアワークス/HM Project

この記事の画像一覧(全23枚)

キーワード

ページ上部へ戻る