BEAMS創業40周年の本気、設楽代表&小山薫堂氏の「日本ブランディング」計画

東京ウォーカー

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BEAMSの新プロジェクト「BEAMS “TEAM JAPAN”」の発信拠点として、新宿3丁目にリニューアルオープンした「BEAMS JAPAN」。

BEAMS “TEAM JAPAN”は、今年(2016年)40周年を迎えるBEAMSの一大プロジェクトで、同社代表の設楽洋氏とともに総合アドバイザーに放送作家で脚本家の小山薫堂氏を迎え、日本の良いものが持つセンスや奥ゆかしさを国内外に発信していくことで“日本をブランディングする”ことが目的だ。

今回、設楽氏と小山氏に、BEAMS JAPANと新宿という街について語ってもらった。

設楽洋「新しい日本を再認識する」


創業40周年を迎えるBEAMSの代表・設楽洋氏


――BEAMSは創業40周年を迎えます。この40年の歩みについてどう感じていますか?

40年間、“旬”を提案し続けて何とかいい位置にいられたのはキセキに近いと思う。この業界は“旬は新しい旬に凌駕される”というのが定説で、新しい店がどんどん出来て隆盛を極めては消えていった。創業の時の思い「日本の若者の風俗・文化を変えたい」という事は少しだけ出来たのかなと思い、感慨深い。

――スタートは、原宿の小さな店舗でしたね。今のBEAMSの姿はイメージしていましたか?

何千倍の規模になることは想像もしていなかった。ただ規模は違っても、やっているモノ・コト・思いの提案は何一つ変わっていない。BEAMS的価値観は次の世代にも伝承されている。

――今回の拠点は「新宿」。設楽さんにとって「新宿」のイメージとは?

生まれ育った街、混沌が面白い街、人種のるつぼ。性別、世代、職業を問わずあらゆる人たちが行き交っている空間。ファッショナブルというより、“ホンモノ”が生まれる街。表と裏が同居する街。この街で評価されれば本物の風俗・文化だ。

――アパレルに加え、アート、カルチャー、グルメと各フロアの特色も豊かです。設楽さんのお気に入りは?

全てのフロアが自分の中の一部でありお気に入り。あえて言えば、1階の各都道府県の名産と4階のトーキョー カルチャート by ビームス。

――BEAMS JAPANを表すキーワードを教えてください。

「匠からオタクまで」「日本をブランディングする」「アッパレ!日本!」「日本人に誇りを。海外に日本の素晴らしさを。」

――「セレクトショップは雑誌のようなもの」と表現されています。BEAMS JAPANはどのような“雑誌”になりそうですか?

「2冊目の日本ガイドブック」、「あなたの知らなかった日本」、「アッパレ!日本!」。新しい日本を再確認する雑誌です。

小山薫堂「BEAMSはセンスのある親友のような存在」


【写真を見る】くまモンの生みの親でもあり、放送作家で脚本家の小山薫堂氏がプロジェクト総合アドバイザーを務めるBEAMS “TEAM JAPAN”


――BEAMS JAPANの話を聞いたとき、どんな印象を抱きましたか?

「匠からオタクまで」、という幅広さが今までにない日本文化の発信の仕方なので、そこがとても興味深いと思いました。

――小山さんにとって、BEAMSとはどんな存在ですか?

センスある親友のような存在です。

――小山さんにとって「新宿」とは?

人種や文化のるつぼなので、中途半端なものは受け入れてもらえない、本物志向の街。

――ご自身が顧問を務める日光金谷ホテル(栃木県)。今回はその新業態「日光金谷ホテル クラフトグリル」が“ビームスの店舗初のレストラン” としてオープンしています。楽しんでほしいポイントは?

もっとカジュアルにホテルを楽しむことができる、新しいホテルダイニングの形を見てもらいたい。日本の地ビールなどクラフトリカーのバリエーションを楽しんでほしい。

――TEAM JAPANのコンセプトが具現化されたBEAMS JAPAN。プロジェクト総合アドバイザーとしてどのように取り組まれましたか?

商品主体ではなく、人が主体。まさにチームです。今回は、ビームススタッフのポジティブ思考を尊重、人との関わりをこれからどういくか、のベースを作りました。

――アパレル、アート、カルチャー、グルメと特色豊かなBEAMS JAPAN。ご自身のお気に入りや見どころは?

店舗のエントランスであり、1人のバイヤーの情熱とセンスで選んだものが並ぶ1階。その他も、別注されたもののセンスがよく、見ていても面白い…全てのフロアが面白い。5階のフェニカも、手頃感のある作家ものが揃っていながら高額な作家のものもあるし、見応えがある。有名な方の作品からキューピーちゃんもある、その幅広さを全館で見てほしい。

「BEAMS JAPAN」は、地下1階から地上5階までの各フロアがそれぞれ食、祭、衣、眼、趣、匠といったテーマで展開。本物志向の街で“まだ知らない日本”を楽しんでほしい。【東京ウォーカー】

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