「知らなかった」はNG!愛車の不正改造をチェック

東京ウォーカー(全国版)

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国土交通省と不正改造防止推進協議会は、毎年6月1日(水)から30日(木)までの1カ月間を、「不正改造車を排除する運動」の強化月間と定めている。車の不正改造は交通安全の妨げになるだけでなく、環境問題を引き起こす原因にもなりかねない。使用者には整備命令が出され、改造実施者には6ヶ月以下の懲役か30万円以下の罰金が科せられる犯罪行為なのだ。「自分の愛車は大丈夫」と思っている人こそ、違反がないか今すぐチェック!

不正改造車のポイントを正しく知ってドライブ前のチェックをお忘れなく


ランプ類の灯火色の変更


【写真を見る】それぞれの灯火機器には役割によって色が規定されている。自分勝手に色を変えるのはNGだ


ランプ(灯火)類は、それぞれ使用できる色が決まっており、例えば、テールランプ(尾灯)やブレーキランプ(制動灯)は赤、ウインカー(方向指示器)はオレンジ、であることが規定されている。また、フォグランプ(前部霧灯)は白または淡黄色で、同時に3個以上点灯しないこと、ウインカーの点滅回数は1分間に60~120回であることなど、細かな条件も定められている。

運転席・助手席の窓ガラスへの着色フィルム貼付


色の濃い着色フィルムは周囲の状況を確認しづらくなるのでNG。透明なフィルムでも経年劣化や損傷によっては基準外となることも


前面ガラスや運転席・助手席に濃い着色フィルムを貼る場合、可視光線透過率(光を通す割合)が70%未満のものは不正改造になり、いわゆるスモークガラスはNG。特に夜間などは視界が悪くなることもあり危険。紫外線をカットするための透明フィルムなどでも、透過率が下がることがあるため注意が必要。

タイヤ、ホイールの車体外へのはみ出し


タイヤやホイールのはみ出しは歩行者にとって危険なので問題外!


タイヤやホイールが車体(フェンダー)からはみ出すのはNG。車体やブレーキ機構と干渉するおそれがあるだけでなく、歩行者に危険が及ぶ可能性もあるため禁じられている。

上記の他にも、「基準不適合マフラーの装着」「消音器の取り外し」「基準外ウイングの装着」なども注意したいNGポイント。自分では改造した覚えがなくても、部品の取付けや取外しによって、違法であるとの認識のないまま保安基準に適合しなくなるケースも多い。「知らなかった」では済まされない法律違反である不正改造を、この機会にしっかりと点検したい。【東京ウォーカー/PR】

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