「日本文化を世界へ」二条城で「日本文化EXPO2016」

関西ウォーカー

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5月24日、京都市中京区の二条城二の丸御台所と前庭で「日本文化EXPO2016 in 京都二条城」(以下京都EXPO)が開催された。

これは一般社団法人日本文化産業国際振興協会(以下JCI)の発足を記念して開催されたもので、JCI初の活動となる。

JCIは日本に多数存在する独自の歴史や職人たちが生み出した文化や産業を海外展開を通じて振興するとともに、日本の正しい歴史を知ってもらうことを目的に設立された。一企業や組織、団体では難しい海外に向けたプロモーションや流通を、B to B、B to Cだけではなく、B to S(Society)やB to M(Media)なども含め、専門家がノウハウとネットワークを生かしてサポートする。

今回のイベントは世界遺産の京都・二条城から国内外に日本文化の真の姿を発信するとともに、二条城の魅力について伝えることも目的の一つ。二条城御台所を中心に、様々な展示やステージイベントが行われた。

オープニングセレモニーの後は、パネルディスカッション「日本文化の伝承と海外発信」。元日本テレビプロデューサーで現在フリーのメディアプロデューサーの渡辺満子氏がモデレーターを務め、特別ゲストとして近衛家次期当主の近衛忠弘氏、皇室ジャーナリストの高清水有子氏、JCI顧問の宮本辰彦氏が登壇。クリエイティブディレクターとして、ミラノ万博でも活動してきた近衛氏は「日本の文化というコンテンツをどうやってPRしていくか非常に難しい。文化は数値化できない。我々が文化を理解して海外の人の心に刺さるように説明できるかがキーになる」と主張するなど、和の精神、日本の文化の伝承や日本のライフスタイルの発信などについて語り合った。

さらに「大政奉還150年記念シンポジウム」も開催。煎茶道・黄檗売茶流家元の中澤弘幸氏の基調講演に加え、古写真研究家の倉持基氏と坂本龍馬の末裔で郷士坂本家10代目の坂本匡弘氏によるディスカッションも行われた。その中で龍馬の写真を巡るエピソードや、維新後の坂本家の動向などについても明かされた。

その他、特設ステージでは町井勲氏による修心流居合術兵法のデモンストレーションや十二単の着付け、京友禅サリーのファッションショーなどが行われた。

また、御台所では北斎デジタルアートや和紙を使った建築モデルの展示などが行われ、日本独自の文化や産業の発信と海外展開に向けた新たな試みがスタートした。

【取材・文=関西ウォーカー編集部 鳴川和代】

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