【秋探し鉄道の旅(3)】銚子電鉄“駅グルメ”。ぬれ煎、たい焼きがうまっ!
東京ウォーカー
食欲の秋といえば、サンマを始め魚がおいしくなる季節。そこで向かったのは、東京駅からJR総武線、総武本線と、鈍行を乗り継いでぶらり160分、銚子駅(千葉県銚子市)。ここから延びる銚子電鉄沿線は、銚子の海の幸を使った料理に加え、名物おやつの宝庫だ。
まずは銚子駅から約2分の観音駅へ。改札わきの売店で、30年以上前から変わらぬ素朴な味で人気の鯛焼きが売られている。ふっくらして厚みのある生地の中には、甘さ控えめの粒あんがたっぷり。多い時は1日700個以上売れる。ここでは事前に電話で個数と乗車時間をお店に連絡しよう。焼くタイミングが合えばホームに届けてくれ、下車のタイムロスもなし!
そのまま2駅先の笠上黒生駅で降り、水産物直売所「ウオッセ21」までちょっと早足。目当てはもちろん、午前中に売り切れることもある、魚座屋の海鮮丼。23種類もの捕れたて魚介がどっさりで、ネタは毎朝水揚げされたなかから、旬のおいしいものを厳選している。ウオッセでは、毎月第3日曜に迫力あるマグロ解体ショーも開催している。
次の目的地は犬吠。ここでぜひトライしたいのが、ぬれ煎餅の手焼き体験。こんがり焼いた煎餅を、カツオエキスが入った特製醤油ダレにつけた時のジュッという音と香りで食欲が復活。おみやげに4枚もらえる。要予約。
煎餅を手に構内の電車カフェ「かふぇ・ど・えがお」で締め。約10年前に現役を退いた車両を改装した店で、土日祝のみオープン。運転席やつり革も残っている。さらに、イワシが練り込まれた魚めんを包んだいなり「カメのまくら」をほおばり、おみやげにサンマの佃煮をゲットして、銚子名物を完全制覇。おしゃべりと車窓風景を楽しみながらのんびり帰ろう。【東京ウォーカー】
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