大阪で20年ぶり「明和電機ナンセンスマシーン展」

関西ウォーカー

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グランフロント大阪(大阪市北区)の北館地下1階ナレッジキャピタルイベントラボにて、明和電機の20年ぶりのアート展「明和電機 ナンセンスマシーン展」が6月26日(日)まで開催中。

青い作業着を着て作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶなど、高度成長期の中小企業のスタイルでナンセンスマシーンの開発やライブ、展覧会などを行っている明和電機だが、大阪での個展は何と20年ぶり。

今回展示されるのは「ボイスメカニクスシリーズ」「EDELWEISSシリーズ」「魚器(NAKI)シリーズ」「ツクバシリーズ」の4つの作品群約100点。そのうちおよそ6割が大阪初公開となる。明和電機の様々な世界が体験できる展覧会だ。

初日の6月10日には集まった報道陣向けに、製品デモも行われた。会場に設けられたステージには明和電機が創設されたころに開発されたダンスロボットの「パンチくんとレンダちゃん」をはじめ、多彩なナンセンスマシーンが並び、ライブが始まった。

司会は20年前の展覧会依頼明和電機との付き合いがあるおかけんた。明和電機の製品で、自動で声にビブラートをかける「ボイスビブラータ」を付けて登場したおかけんたは自慢の美声にビブラートをかけて聞かせた。

そのあとはナンセンスマシーンのデモンストレーション。土佐信道社長自ら、指パッチンで木魚を鳴らす機械「パチモク」を装着してデモを開始。ところが、いきなり「壊れました」と土佐社長。結線のミスで音が鳴らなかったようだ。工員が結線をし直して再度挑戦。今度はちゃんと動作した。

さらに、電動ドラムマシン「音源3」や富士山型の自動ベース「フジベース」、自動木琴「マリンカ」といったマシンで次々に自動演奏を披露。全マシンで演奏すると、まるでオーケストラのような迫力だ。

その後、ゲストとして、ナンセンス楽器の音楽体験で、明和電機とコラボもしている野性爆弾が登場。手動でベロをはじいて音を出す楽器「ベロミン」と、たたいて4種類の音を出す「トントンクン」のセッションも行われた。

最後は全楽器で明和電機の社歌を演奏、土佐社長と工員ABが振付入りで歌って製品デモンストレーションを終了した。

終了後に行われた取材で、土佐社長は大阪での20年ぶりの開催について聞かれ「僕も関西出身。明和電機の笑いは、大阪の人に親和性が高いのでは。でも、これをパリに持っていくとエスプリだといわれる(笑)」と分析する。

開催中は製品デモやツクバカラオケ、社長による明和電機製品説明会、サイン会に加え、ベロミンやチワワ笛を作るワークショップも行われる。

【取材・文=関西ウォーカー編集部 若林 毅】

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