3分で分かる!天守閣を目指す大阪城“鉄板ルート”
関西ウォーカー
豊臣秀吉による1583(天正11)年の築城以来、度重なる動乱と幾たびの再興を経て、今なお大阪のシンボルであり続ける名城、大阪城(大阪市中央区)。
多くの観光客で賑わう大阪の観光スポットのお目当ては、やはり歴史的建造物や天守閣のある本丸エリア。しかし、そこに辿り着くには、広大な城郭をいかに効率的に巡るかが、城を楽しむポイントにもなる。
そこで編集部では、天守閣まで向かう数あるルート(最寄駅で変わる)の中でも、“鉄板ルート”とも言われ、最も多くの文化財を見ながら歩ける“大手口コース”(最寄駅は地下鉄谷町四丁目駅)を紹介しよう。
大手前芝生広場から大手門を入り、西の丸庭園を経て、本丸を向かうコースでは、文化財と石垣の壮大さにうなり、歴史に詳しくなれるので、大阪城のファンになること必至だ!
<1>大手門

まずは、大手前芝生広場から大手門へ。徳川幕府による再築で1628(寛永5)年に完成。奥の多聞櫓が焼失した際も類焼を免れた。門柱の木材の継ぎ目にも注目を。
<2>多聞櫓(たもんやぐら)

多聞櫓は、枡形になった石垣の上に立ち、大門の上の渡櫓と東側の続櫓から成る。高さは約14.7mで、全国に残る多聞櫓のうちでも最大規模を誇る。
<3>干貫櫓(せんがんやぐら)

干貫櫓は、徳川幕府による再築初年の1620(元和6)年に完成した二層の櫓。内部から大手口の橋が見渡せ、ここから敵を迎え撃つことができた。
<4>西の丸庭園

西の丸庭園は、江戸時代に大坂城城代屋敷などがあった場所を整備した公園。ここから眺める天守閣が最も美しいといわれているので、記念撮影には最適。また、広大な芝生の広場になっているので、ピクニック気分で訪れるのもおすすめ!
<5>乾櫓(いぬいやぐら)

西の丸庭園内にある乾櫓は、千貫櫓と同じ年に、小堀遠州の設計で造られた。庭園側から見るとL字形、しかも1・2階が同じ広さという珍しい造りになっているので注目してほしい。
<6>焔硝蔵(えんしょうやぐら)

西の丸庭園内にある焔硝蔵は、火薬の一種である焔硝を保管する、大坂城の火薬庫だった場所。当時は落雷による出火が恐れられていたため、壁も床もすべて石造りとなっている。
<7>六番櫓

徳川幕府の大坂城には、南外堀に面して一番から七番まで櫓があった。六番櫓はそのなかで、一番櫓と共に現存する櫓の一つだ。
<8>空堀

本丸を囲んでいる堀の南側は水がなく、空堀と呼ばれている。豊臣時代から水を入れていなかったようだが、理由は今も不明のままだ。
<9>豊國神社

豊臣秀吉、秀頼、秀長を祭神とする豊國神社。鳥居前の秀吉像は、日本彫刻会の第一人者である中村晋也氏によるもの。ここでお参りをしてから、天守閣に向かおう!

この他にも、水辺を歩いて本丸までの散策が楽しめる“青屋口コース”(最寄駅はJR大阪城公園駅)、外堀石垣の美しさが堪能できる“玉造口コース”(最寄駅JR・地下鉄森ノ宮駅)もお勧めだ!【関西ウォーカー】
同じまとめの記事をもっと読む
この記事の画像一覧(全10枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介