大阪マラソン「なないろチームリーダー」など発表
関西ウォーカー
毎年3万人を超えるランナーが大阪の名所を駆け抜ける大阪マラソン。過去最高となる133800人以上のエントリーがあった今年は、10月30日(日)に本番を迎える。これに先駆け、6月27日、大阪市中央区のシティプラザ大阪で記者会見が行われ、「チャリティアンバサダー」と今年から新設される「なないろチームリーダー」が発表された。
チャリティアンバサダーは、ランナーや応援で大阪マラソンに参加し、チャリティプログラムの意義やチャリティテーマを広く伝え、寄付を呼び掛けるなど、大会を盛り上げる役割を果たす。今年はミュージシャンのコブクロの小渕健太郎や京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授がランナーで参加するほか、歌舞伎俳優の中村鴈治郎、モデルのアンミカ、野球解説者の赤星憲弘、画家のジミー大西が応援で参加。
なないろチームリーダーは7つの社会貢献テーマを設定している大阪マラソンのチャリティについてPRするとともに、それぞれのチームのために走って取り組みのけん引役になる。大会当日はさながら「なないろチーム対抗戦」の様相を呈しそうだ。7人のチームリーダーにはそれぞれ紫、紺、水色、緑、黄色、オレンジ、赤の「なないろ」のチームカラーとテーマが割り当てられる。
記者会見にはチャリティアンバサダーのジミー大西と長野冬季五輪メダリストの岡崎朋美、タレントの宇都宮まき、福本愛菜、芸人の間寛平らなないろチームリーダーが出席。意気込みを語った。
昨年はランナーとして走ったジミー大西は今年は自分でデザインした着ぐるみを着て沿道から応援するという。松井一郎大阪府知事から「来年はまた頑張ってね」と声をかけられたジミーは「お前も頑張れよ」と返答。知事が「頑張るわ!」と切り返し、会場からは大きな笑いが起こった。ジミーはなないろチームリーダーにちなんで「7つの星がある」テントウムシの着ぐるみをきるという。
なないろチームリーダーのうち、間寛平はフルマラソンを、そのほかのチームリーダーは8.8キロのチャレンジランを走る。チームカラーの黄色のTシャツを着た岡崎朋美のチームのテーマは「家族を支える」。岡崎は1児の母。「出産して家族のきずなの大切さを感じてきた。家族の大切さを皆さんと共感しながら走りたい」。宇都宮まきのチームカラーは紫。「美しいまちと暮らしを支える」がテーマだ。貧しい家庭に育った宇都宮は家からほとんどゴミを出すことがなく「エコな生活をしてきて、リサイクルの人生を送ってきた。美しい街づくりを紫チームに呼びかけながら走りたい」。福本愛菜は「きれいな水を支える」をテーマに、水色のTシャツを着用。「水都大阪の仕事などを通じ、改めて大阪に水のきれいなところがたくさんあると知った。大阪自体をたくさんの人に知ってもらうようアピールしながらみんなと楽しくゴールできれば」。間寛平は「夢を支える」がテーマのオレンジのチーム。アースマラソン時に前立腺がんを患ったことを振り返り「夢に向かってゴールができた。盛り上げていきたい。フルマラソンは10数年ぶりだが、自分の目標として4時間台で走りたい」と意欲的だ。
松本正義大阪陸上競技会会長は「大阪マラソンは市民のイベントとしては、近畿2府4県最大。沿道に120万人が訪れ、経済効果は150億、走る人は3万人超え、外国人の応募も1万人超。こんなビッグスケールのイベントはほかにない。大阪の街を盛り上げて」、松井知事は「46カ国の人の参加をいただくことになった。その人たちが国に帰って大阪のよさをどんどん広めてくれる。46カ国の人に、日本のマラソンマンとスピリットを伝えてほしい」となないろチームリーダーらを激励した。
なないろチームリーダーらは、今回出席した4人のほか、FUJIWARAの原西孝幸(紺・子どもの未来を支える)、NON STYLE 石田明(緑・自然を支える)、はんにゃ 川島章良(赤・生きる希望を支える)が就任することが決まっている。また、「100万人の応援団」の団長として、応援を盛り上げる応援団長はタレントの森脇健児が務める。
【取材・文=関西ウォーカー編集部 鳴川 和代】
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