日本橋で出会う、江戸時代から続く“金魚の涼”

東京ウォーカー

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金魚と和をモチーフにした水中アート展示会「アートアクアリウム 2016」が7月8日(金)より、東京・中央区にあるコレド室町1の5階(エントランス4階)で開催されている。

【写真を見る】壁面にも優雅な金魚の姿が!


“夏の涼”を粋に楽しむ江戸の文化を現代流にアレンジした「ECO EDO 日本橋 2016」の一環として行われる同イベントを、C CHANNELクリッパー(投稿者)の中島恵美さんが体験した。

メインホールへ通じる通路には様々な金魚たちが出迎えてくれる


「アートアクアリウム 2016」の会場は、日本橋のコレド室町1の5階にある日本橋三井ホール。エントランスに続く「金魚小路」と名づけられた通路には、色とりどり大小さまざまな金魚が泳ぐ円形の水盤が並び、気分を盛り上げてくれる。

花魁を目指す遊女が遊郭で生きる世界を表現した「超・花魁」


ホールに入ると、さまざまな水槽の中に本物の金魚を泳がせた水中アートが目に飛び込んでくる。「とても神秘的ですね!」と、中島さんが目を留めたのは、約3000匹の金魚が泳ぐ「超・花魁」。巨大な金魚鉢を取り囲む合計15の水槽で構成されたアートアクアリウム史上最大の作品で、その大きさはなんと最大直径5.6メートル×高さ3.5メートル。

はかなさと妖艶を併せ持つ大型作品の「Ohoku」


「照明がとても煌びやかで、優雅に泳ぐ金魚たちをずっと見ていたくなります」と中島さんも魅了された様子。

屏風をモティーフにした作品「ビョウブリウム」でも、本物の金魚が泳ぐ姿が楽しめる


続いて中島さんが注目したのが、屏風をモチーフにした作品の「ビョウブリウム」。「屏風の形をした水槽の中に泳ぐ本物の金魚がかわいい!投影される水墨画のプロジェクションマッピングが幻想的です」とのこと。

1000個の江戸切子グラスを集めて作られた「江戸桜リウム」が会場を彩る


また、19時からは「ナイトアクアリム」と題して照明の演出が変化し、アルコールを含むドリンクが販売され、飲み物片手にアートアクアリウムを楽しむことができる(22時以降は未成年の入場不可)。

19時以降は、日本酒の「獺祭」などを提供するバーもオープンする


映画『ファインディング・ドリー』をイメージした「リフレクトリウム」


日本橋エリアが金魚尽くしに!


仲通りでは高さ約1.8メートルの「金魚大提灯」の美しい風景も楽しめる


「ECO EDO 日本橋 2016」開催期間中は、アートアクアリウム会場だけでなく、日本橋エリアの各所で金魚にちなんだ演出が行われる。コレド室町1から福徳神社に続く仲通りでは、高さ約1.8メートルもの大きさの「金魚大提灯」が街を照らし出す。日本橋エリアの数多くの店舗で、金魚をイメージしたスイーツやグッズも販売されるので要チェックだ。

会場の入り口の金魚柄の暖簾が江戸の粋を表現する


金魚のアートで涼を感じたあとは、五街道の起点として栄えた現代の日本橋を散策して、江戸時代から続く文化を感じてみてはいかがだろうか。【東京ウォーカー/取材・文=杉山元洋】

杉山元洋

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