町おこしの起爆剤!?“ご当地餃子”の知られざる誕生物語

東海ウォーカー

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ラーメンからキャラクターにいたるまで、今や“ご当地”は、流行の重要キーワード。その土地の食材を使っていることもそうだが、独自の“物語”があるのも、魅力だ。

たとえば、“津ぎょうざ”もその一つ。「手包み酒房 餃子日和」(三重県津市)は、学校給食から生まれたという、“出生”を持つ餃子店だ。学校の給食メニューだった餃子を、町おこしの起爆剤として作成し、今では“津ぎょうざ”の繁盛店となったという。

名物、15cmの皮で包んで揚げる「極 津ぎょうざ」(210円/1個)は、ニンニクを使っておらず、国産豚肉と野菜の旨みがぎっしり詰まっている餃子。揚げたあとに、シナモンなど15種類を配合した独自スパイスをかけるのも特徴だ。

今では、甘く煮たリンゴとクリームチーズの甘酸っぱさが絶妙な「スイー津ぎょうざ」(210円/1個)という、スイーツな餃子も誕生し、こちらも好評なのだとか。

一方、地域の人気店のスタイルが他店に伝播し、餃子店がどんどん増えていくというパターンもあるようで…。

「石松」(静岡県浜松市)は、中央に盛るモヤシが特徴的な“浜松餃子”の元祖の店。「森の石松」からとったという屋号どおり、初代は、石松親方のように面倒見のいい人だったという。味だけでなく人柄もあいまって、“真ん中にモヤシ”という、スタイルの店が、どんどん増えていったのだとか。

「石松」の「焼き餃子大」(1050円/20個)は、野菜と肉の割合が7:3というヘルシー餃子。季節により野菜の産地を変えているというコダワリも人気の秘密だ。

おいしいだけでなく、出生を物語を知ると一層愛着が増す“ご当地餃子”。今日あたり、ジモトの餃子をパクつきながら、誕生秘話を探ってみては? 【東海ウォーカー】

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