ゲリラ雷雨予想を70%的中!メール&WEBサービスとは
東京ウォーカー
梅雨は明けたけれど、次に心配なのはいつどこで起きるかわからないゲリラ雷雨。そんな突発的な被害を最小限に抑えるための2つの画期的サービスがウェザーニューズで本日7/21からスタートした。
「当社の調べによると、ゲリラ雷雨は昨年非常に多く、8、9月に東京だけで172回も起こりました。今年も例年よりは多く、120回程度の発生が予想されます」とはウェザーニューズ広報の上山さん。それではどのようなサービスで対策をとれるのだろう。
まず1つ目は、登録した地点にゲリラ雷雨が発生する可能性がある場合、メールで知らせてくれる「ゲリラ雷雨メール」。昨年に引き続き2度目の実施だが、昨年は登録できる地点が1か所のみだったものを、3か所に増加。“自宅&会社&スポーツクラブ”というようによく利用する場所を登録すれば、事前にゲリラ雷雨発生の可能性がメールで届き、事前に対策できるというワケ。
しかも昨年、同社はこのシステムにより東京で76.7%のゲリラ雷雨を捕捉し、平均38分前のメール配信に成功! 5万6542人が本サービスを利用し、92%が“役に立った”と評価しているという。ちなみにサービスの利用は携帯サイト「ウェザーニュース」の月額315円会員の登録が必要で、今年は10万人の登録が目標だそう。
こんな高い捕捉率なら、さぞかしもの凄いコンピューターが確率をはじき出しているのだろう、と思うかもしれないが、実はそうではない。意外にも“クチコミ”による情報が主になっているのだ。
情報源は、“ゲリラ雷雨防衛隊員”と呼ばれる携帯サイト登録会員。隊員が“現在の天気”“雲のある方角”“雲の成長具合”“雷鳴の有無”“肌で感じた感覚”などを入力し、写真などと併せて送信。現地からのリアルタイムな情報をもとに気象予測を行うことで、従来の観測機では捉えることが難しかった局地的な積乱雲の発生・発達を捉えることに成功したのだ。まさにネット社会の賜物といえる。「昨年は1万人以上の方が隊員として参加してくださり、全体で約70%の捕捉率となりました。会員数が多ければ多いほど捕捉率は上がります。昨年、捕捉率90%のエリアもありました。今年は会員数2万人、捕捉率を全体で90%まで高めることが目標です」と、上山さん。
また、もう1つのサービスは、同じく隊員からの情報を元に今、どこでゲリラ雷雨の危険があるかが一目で把握できるという“日本初”の試み、「ゲリラ雷雨情報」もWEB上でスタート。ゲリラ雷雨防衛隊員から寄せられる、“今”の空の情報をリアルタイムに更新し、雲の様子をもとに、“ゲリラ雷雨”の危険性を表示するのだ。
危険が無いと判断される“無色エリア”、3時間〜1時間以内に発生の可能性があると見込まれ、注意を意味する“黄色エリア”、1時間以内に発生の可能性があると判断され、発生直前を意味する“赤色エリア”の3段階で表示。外出先を事前にチェックしてから出かけることができて便利だ。こちらはウェザーニューズのサイトの無料登録で閲覧できる。
ただズブ濡れになるだけでなく、落雷や土砂崩れ、水害など深刻な被害も問題となっているゲリラ雷雨。事前情報をキャッチして、各々で対策を練る必要性を、そろそろ考えてみては?【東京ウォーカー】
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