ラーメン作りに必要なのものは“経験”より“想像力”?
東京ウォーカー
ここ2か月の間に興味深い2軒がオープンした。1軒は有名ラーメン店の別ブランド。もう1軒は独学で開いた1号店。一見、何の共通点もなさそうだが、実はそこには「今のラーメンシーン」を反映するある共通項があった。
まずは千葉県市川市の本八幡駅近くに09年7/7に誕生した「ラーメン新天地」。店主は山西一成さん。千葉の有名店「魂麺」の別ブランドだ。メニューも豊富で濃厚トンコツ醤油の「新天地ラーメン」、煮干し&背脂の「醤油ラーメン」、市川の地味噌などを用いた「味噌ラーメン」などがラインナップ。特に「新天地ラーメン」は「魂麺」で限定メニューとして提供して、あまりに評判で、こちらでレギュラーメニュー化したバージョン。山西さんいわく「ラーメンって想像力なんですよ。ほかにもさまざまなメニューを考えています」とのこと。今後どんな商品が登場するかワクワクする。
また東京都の月島駅近くに09年6/13に誕生した「太助家(たすきや)」。こちらは入口に看板すらない隠れ家系。地元出身の奈良間太郎さんが切り盛りするカウンターのみの小さな店舗だ。メニューは「ラーメン」「つけめん」がメイン。実は奈良間さんはラーメン修業こそしていないものの、レストランに食材を卸す仕事をしていた関係で、料理にとても詳しい。「いろんなところで料理を食べても、どの調味料を使用しているか、どんな作り方なのか分かりますね」と。濃厚つけめんが特にオススメ。
つまりは両者とも、経験というよりも想像力をいかに働かせてラーメンを作るか。そこに重きを置いている。ラーメン=創作料理となった昨今、如何に想像力があるかが成否の分かれめになるかもしれない。【連載「はんつ流(16)」/フードジャーナリスト・はんつ遠藤】
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