自分だけのツアーログが完成!TDLガイドツアーをレポート

東京ウォーカー

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東京ディズニーランドで、今年4月からスタートしたガイドツアー「東京ディズニーランド・ガイドツアー ようこそ!夢と魔法の王国へ」。約1時間半の中で、各テーマランドに込められた思いやトリビア情報、スペシャルイベントの見どころなどをガイドが案内してくれるグループツアーだ。今回は、その人気の理由を探るべく、記者がツアーに参加してきた。

「ツアーログ」片手にパークを巡ろう


「ツアーログ」の表紙を開くと、シンデレラ城や蒸気船マークトウェイン号などが描かれている(C)Disney


参加者はツアー中さまざまな場所で配布されるシールを、「ツアーログ」に貼りながらパークを巡る。「ツアーログ」には日付や天気を記入するスペースも設けられており、参加した記録を形として残すことができるのだ。

「ツアーログ」を受け取ったら、エントランス前からツアーがスタート!東京ディズニーランドは、アメリカ国外で初めてつくられたディズニー・テーマパーク。1983年4月15日にグランドオープンし、今年で33周年を迎えた。東京ディズニーランドは、カリフォルニアのディズニーランドの発想を受け継いでいるそうだ。

ショップのバックグラウンドストーリーにも詳しくなれる!


「ディズニー・夏祭り」のデコレーションが施された、ワールドバザールの入り口。スペシャルイベントの情報もたっぷり紹介!(C)Disney


ワールドバザールへ足を進めていくと、その入口には「ディズニー夏祭り」の色鮮やかなデコレーションが。「ディズニー夏祭り」のタイトルは、筆で書いたような日本風のデザイン。この場所に日本語のタイトルが登場することは珍しく、日本のディズニー・テーマパークならではの景色なのだとか。

その左側に目をやると、ミニーマウスと男性が手をとり、ベンチに腰かけているブロンズ像が置かれている。ウォルト・ディズニーとは違うこの男性、誰なのか気になったことのある人も多いのでは?答えは、ウォルトの兄、ロイ・O・ディズニー。開園25周年を記念して、ディズニー社から贈られたものだという。

20世紀初頭アメリカの街並みが再現された、ワールドバザールを進んでいく。ここにはたくさんの施設が集まっているが、その1つ1つに背景となるストーリーが存在する。例えば、パーク内で1番大きいショップである「グランドエンポーリアム」は、ミッキーマウスが店のオーナー。ミッキーマウスが机に向かっている姿を、窓越しに見ることもできるという。

ワールドバザールの屋根がもたらした予想外の効果


シンデレラ城が1枚の絵のように見えるこの景色は、ワールドバザールに屋根がある東京ディズニーランドならでは(C)Disney


ここで、ワールドバザールの屋根が作り出している、とっておきの風景が紹介された。ワールドバザールの屋根は、雨の多い日本の気候を考慮して取り付けられたもので、約3000枚の特殊なガラスで覆われている。

当初は「シンデレラ城が見えにくくなるのでは」と心配されたが、完成してみると屋根の骨組みが額縁のように景色を切り取り、シンデレラ城が1枚の絵のように見える効果をもたらしたのだという。これに当時のスタッフたちは大喜びしたのだとか。何気なく通り過ぎてしまいがちだが、ぜひ立ち止まってじっくり眺めてみてほしい。

ワールドバザールを彩る「ディズニー夏祭り」の提灯。紋のモチーフは、左からドナルドダック、デイジーダック、チップとデール、クラリス(C)Disney


次に注目したのは、ワールドバザールに飾られている、「ディズニー夏祭り」の提灯。これらにはディズニーキャラクターをイメージした紋が描かれており、例えば足跡のデザインはドナルドダック、その隣の花模様はデイジーダック、どんぐりのモチーフはチップとデールを表現している。今回紹介されたのは赤い提灯だったが、青の提灯の紋も同じようにキャラクターがモチーフとなっているので、ぜひチェックしてみよう!

シンデレラ城を高く見せる“魔法”の正体とは


シンデレラ城を実際より高く見せる「強化遠近法」について説明するガイド(C)Disney


その後はワールドバザールを抜け、ミッキーマウスとウォルト・ディズニーのパートナーズ像へ。ここでは、シンデレラ城にまつわる豆知識が披露された。シンデレラ城の高さが何メートルあるのか、ご存知だろうか?正解は51m。意外と低い、と感じる人も多いかもしれない。それは、「強化遠近法」と呼ばれる手法を用いて、高く見せる工夫がなされているから。城の上の方へ行くにつれて、窓や柱などが実際より小さく作られているそうだ。

今回の記事で紹介できる内容は、残念ながらここまで。この後はさらにパークの奥へ移動していくことになるが、訪れるテーマランドはそのツアーごとに異なり、ガイドがゲストとコミュニケーションをとりながらルートを決めていく。なお、ツアー途中には休憩時間も設けられているため、トイレへ行ったり、ドリンクやフードを購入したりすることも可能だ。

知識豊富なガイドが、パークにまつわるさまざまな情報を教えてくれる(C)Disney


実際に参加してみた感想としては、何度もパークに足を運んでいても、知らなかった情報がたくさんあり、充実した1時間半であったと感じた。「ツアーログ」にすべてのシールを貼り終えると、スタンプラリーを回ったような達成感にも包まれる。そして何よりも、その後パークで過ごす時間を、より一層楽しいひと時にしてくれる内容であると実感!

参加料金は大人・中学生が2500円、4歳から小学校6年生が1000円と、以前のガイドツアーと比べてリーズナブルな価格設定。アトラクションの利用やショー鑑賞などの特典はないが、パークの情報が短時間にギュッと凝縮されており、気軽に参加できる点も魅力だ。東京ディズニーランドがもっと好きになる、新しいガイドツアーへぜひ参加してみてほしい。【ウォーカープラス編集部/水梨かおる】

水梨かおる

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