波瑠が語る夏休みの思い出「畑で野菜を採って食べていました」
東京ウォーカー(全国版)
現在放送中の「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」(フジテレビ系)に、主人公の刑事役で奮闘している波瑠さん。同ドラマは男性キャストが多いのでちょっとオトコくさい刑事モノかと思いきや、人間と人間の関係を深く掘り下げる犯罪ミステリーである。今までやったことがない役に「ワクワクする!」と、澄みきった静かな湖のような瞳を輝かせる。

「人をハラハラさせたり、ゾッとさせたりする役は未経験なので、役作りは決して簡単なことではないですけれど。思い切ってぶつかっていく価値があるな、と思っています。藤堂比奈子が抱える、殺人犯への猟奇的な探究心や好奇心を表に出すことはできませんが、うちに秘めたものが“見え隠れ”するような、繊細な演技ができたらと。背筋がゾクッとするような内容が随所に散りばめられていますので、夏にはピッタリなドラマかと思いますよ」
もともとミステリー小説が大好きで、中学校時代はクラスメイトと本の貸し借りをして、物語の世界に耽溺する文学少女だった。
「ミステリーのいいところは、読んでいる方は展開も結論もわからないから、自由な想像ができること。そして、最後にいい意味で裏切られて、思いもよらない結末に驚かされる醍醐味が待っています。でも、今ほかのミステリーを読んでも、その醍醐味を、堪能できなくなっているんです」

というのも「ON」の台本を読み込む際は常に後の展開を先読みし、ドラマ全体を俯瞰してみたり、自分の役作りのための読み方をしてみたり――。楽しむというより、どうしても仕事的な読み方になってしまうんだとか。だから、もしほかのミステリーを読んでも、台本と同じような読み方をしてしまい、純粋に物語を堪能できない気がする、というのがその理由だ。
しかし、それもまた売れっ子女優の宿命なのかもしれない。「主人公の比奈子同様、ONとOFFのスイッチがはっきりした毎日ですね。仕事をしている間はONのスイッチが入り続けていて、空き時間のOFFがあれば寝て体を休めています」というくらい多忙だ。本来ならば、夏休みを取りたいところだが、それもなかなか叶わない。そんな彼女の、夏休みの思い出とは?

「祖母の家が福島にあったので、夏休みはそこへ遊びに行きました。畑があって、たくさんの夏野菜がなっていて、よく採って食べましたねえ。でも普段よりはしゃいでしまうせいか、食べ過ぎておなかを必ず壊してしまうんです(泣)。東北の地震があって、もう祖母の家はそこにはないのですが…。懐かしい思い出です」と、目を細める。
淡々と語る口調と落ち着いた様子から、“はしゃぎ過ぎる波瑠”の姿は想像しがたい。でも、夏休みを楽しむ少女とは、誰しもそういうものなのだ。そして、夏の後は、彼女が大好きな季節、秋がやって来る。散歩をしたり読書をしたりと、夏とは違った静かなOFFシーンをエンジョイできる季節である。
「風がグンと気持ちよくなって、ブラリと散歩がしたくなりますね。以前は、公園などをよくのんびり散歩していました。あまり人がいるところが好きじゃないので、郊外の静かで緑豊かな公園でリフレッシュしたい。欲をいえば、静かに本を読む時間も欲しいですね。ミステリー以外で(笑)」

夏の名残が感じられる黄昏どきの景色も、心にじんわりと染み入るという。「たまに家に早く帰れると、部屋から夕暮れを見ることができます。“日が短くなってきたな、夏はもう終わりなんだなあ”と少しせつなくなります。そうはいっても秋ですから、食欲が勝っちゃう。秋は食べ物がおいしい季節。料理をするのも好きなので、サンマとか旬の素材を使ったおいしい食事を作りたいです。ああー、すっごく食べたくなってきました(笑)」【東京ウォーカー編集部】
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