渋滞回避に節約… 話題の「車中泊」の上手な利用法
東京ウォーカー
“ETC1000円”でクローズアップされるようになった、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での「車中泊」。帰省ラッシュのこの時期、ますます自家用車で眠る人が増えそうだが、どうせなら、快適に一晩を過ごしたいもの。そこで、アウトドアライターの稲垣朝則さんを直撃! 「車中泊」の賢い利用術を教えてもらった。
「実は、この時期の車中泊は、正直オススメできないんです」と開口一番、稲垣さん。なんですと!? その理由とは…?
「夏の車中泊の最大の敵は“暑さ”なんです。冷房のためのアイドリングはマナー違反ですし、お子さんなどは熱中症にかかる危険性もあるんですよ」
可能な限りの“暑さ対策”としては、「できるだけ標高の高い場所を車中泊地に選ぶこと」などがあるようだが、それでもなんだか出鼻をくじかれたような気も。言われればたしかに、真夏の“快適な車中泊”はキビしいかも知れないが、ならばそれ以外で、上手な利用法ってないものなの?
「渋滞や暑さを避けるため、できるだけ夜遅い時間にPAやSAに到着するよう出発するのがオススメですね。帰省の行き帰りの場合は、利用者の多いSAでも、夜遅くになれば混雑なく食事ができます。また、昼間の疲れをリセットするためにも、出発前に入浴を済ませておくのがポイントですね」
帰省の関係上、どうしても、早い時間に出発しなければならないときは、お弁当など事前に確保しておき、観光バスの止まらないPAを利用すると、効率よく車中泊ができるのだとか。また、今ならではの、こんなおトクな“ワザ”もあるようで…。
「前泊や後泊を取り入れることで、“ETC割引”を使えます。たとえば、12日中に高速に乗り、車中泊をして翌日高速を降りれば、1000円でOKですよ」
知っている人は知っているが、普段あまり車に乗らない記者からすれば、うれしいニュースだ。最後に稲垣さんからこんなアドバイスが。「快適性や防犯、雨天時など、市販車での車中泊には限りがあります。事前に一度シミュレーションし、荷物の量や配置を確認するなど、車内をより有効に使う創意工夫が大切ですね」
“渋滞回避”や“節約”に効果大の「車中泊」。ただし、シートがフラットになるような専用の車でないと、エコノミー症候群にもなりやすいので、水分を多めに取るよう注意して。賢く利用して、無理のないドライブを心がけたいものだ。 【東京ウォーカー】
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