まるで海に浮かんでいる!?弘前城がライトアップ
東京ウォーカー(全国版)
毎年4月下旬ごろを迎えると「弘前さくらまつり」が開催される青森・弘前公園。今年も夜桜のライトアップイベントを行い、多くの観光客でにぎわいを見せた。その弘前公園内にそびえる弘前城天守で、9月15日(木)より期間限定のナイトイベント「青海に揺らぐ幻想天守」が初開催。発光ダイオード(LED)によってライトアップされた天守が海に浮かんでいるかのような幻想的な姿を9月25日(日)まで楽しむことができる。

「青海に揺らぐ幻想天守」は、2016年7月1日より開催中の「青森県・函館デスティネーションキャンペーン(青函DC)」の一環として新設されたナイトイベント。海に見立てた青色LEDが弘前城天守の周囲に敷き詰められ、波のように光を“揺らす”ことで幻想的な景観が生み出される。そして公園がさくら色に染まる「弘前さくらまつり」のライトアップとは異なるナイトイベントの開催は、初日を迎える前から、葛西憲之弘前市長をはじめ地元の人たちからの期待が集まっている。
本イベントのプロデュースを手掛けた夜景評論家の丸々もとお氏いわく、期間中はショープログラムも行う予定だという。白色にライトアップされた城郭が、徐々に青の水上城郭に変貌していき、その後、水に満たされた城郭になんと青龍が出現。城郭の色彩はいっそうカラフルに変化していくという。青龍の登場には弘前城の歴史背景が深く関係しており、より強く逞しいライトアップ&イルミネーションが実現したとのこと。
弘前城は本丸の石垣が外側に膨らむ「はらみ」が発生したことにより、大地震が発生した際に崩落する危険性があるとして現在修繕中だ。そのため2014年より内濠は埋め立てられ、天守の位置は2015年より、建造物をあるがままの姿で移動させる伝統技術「曳屋(ひきや)」によって本丸中央部へ期間限定で移動された。この移動先が平場であったことから、「青海に揺らぐ幻想天守」の開催が実現可能になったのだ。天守が平場に移動する機会は滅多にないので、修繕が完了するまでの間にしか楽しめないナイトイベントを、お月見とともに楽しんでみてはいかがだろうか。【ウォーカープラス「夜景時間」】
竹内巴里
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