5万人が大熱狂!野外フェス「SLS2016」3日間ぶっ通しレポート【1日目・THE ORAL CIGARETTES、サカナクション他】
東京ウォーカー

スペースシャワーTVが主催する野外ライブイベント「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2016」が8月26~28日に山梨・山中湖交流プラザ きららにて開催。通算21回目の実施となった今年は昨年に続き、3日間開催で通算約5万人が来場し、豪華出演陣の熱演に酔いしれた。
美しい富士山を臨む湖畔に、若手からベテランまで多彩なアーティストが顔を揃える「SWEET LOVE SHOWER」。来場者も幅広く、都心のライブハウスに通っているであろう若いキッズ層から親子連れのファミリー層までが、山中湖の素晴らしい自然環境の中で、アーティストのライブに熱狂し、充実したフェスフードに舌鼓を打つだけでなく、イベントの風物詩となったカヌーや気球などを楽しむ等、それぞれのペースで気持ちよくフェスを満喫していた。
このSLS2016の最大の魅力は他の大型野外ライブではありえない、すべてのアーティストのライブを見る事が出来るタイムテーブル。今の日本の音楽シーンを代表する、総勢62組のアーティスト達が熱演を繰り広げた3日間をレポートする。

DAY1. 8月26日(金)
初日、メイン会場となる<LAKESIDE STAGE>のトップバッターを務める、THE ORAL CIGARETTES。快晴の山中湖畔に響き渡る、豪快なバンドサウンドとボーカル山中の歌声で、早朝から詰めかけたキッズたちを、朝一ということを感じさせないくらい躍らせ続ける。昨年、自分の喉のポリープを発表して、「必ず1年後に大きくなって帰ってくる」とステージで約束した言葉を有言実行するようなパワーアップした熱演と、山中のMCに心打たれた。これから先日本のロックシーンを牽引していくパワーを感じる力強いライブと共に、3日間のスタートが切られた。

続いて、すり鉢状の半円形ステージと湖畔を見渡すことが出来る <Mt.FUJI STAGE>には、今年フェスというフェスに引っ張りだこのWANIMAが登場。日本で一番『SWEET LOVE SHOWER』が好き!という掛け声から始まったステージは、全国各地のフェスで鍛え上げられた強靭なバンドサウンドと、彼らのライブの醍醐味とも言えるユーモア溢れるMCでフロア一杯のオーディエンスに笑顔の花を咲かせていた。彼らの真っすぐなステージやメッセージに、今若者が彼らに熱狂する理由を見る事が出来た。名門レーベルPIZZA OF DEATH RECORDSが初めてマネジメント契約したことも納得の、とても気持ちの良いステージであった。

今旬の若手アーティストが多く出演する<FOREST STAGE>でこの日一番会場を揺らしたのは間違いなく「SWEET LOVE SHOWER」初登場となる夜の本気ダンス。日が落ち始め、涼しくなった会場を休むことなくロックンロールビートで躍らせ続ける。土の地面がオーディエンスの踊りに合わせて波打つ様子はまるで、山中湖全体が揺れているかのようだった。アンコールまでコール&レスポンスで大いに沸かせてステージを後にする様子は、隙がないライブ巧者としての実力を感じさせるものだった。

この日は木村カエラや、初登場となる水曜日のカンパネラ、Mrs. GREEN APPLE、16年ぶりに出演したRIZEなど夏フェスおなじみの顔ぶれも続々登場。




そして初日のトリを務めたのは2年ぶりの出演となるサカナクション。ステージに登場したメンバーは横1列に並び、ラップトップを前に「ミュージック」をパフォーマンス。

この日のハイライトと呼べる「SAKANATRIBE TRANCE MIX」は、トランスミュージックに乗せ和太鼓や和装の踊り子などの演出を取り入れ、ボーカルの山口がグラフィックポイを振り回してサカナクションと「SWEET LOVE SHOWER」のロゴを浮かび上がらせる等、まるで彼らの単独公演に遊びに来たような完成された異空間に、オーディエンスは我を忘れて踊り狂っていた。ラストナンバー「新宝島」で、ステージの左右にレーザー光線で「新宝島」の文字が映し出されると会場のボルテージは最高潮へ。音楽への愛を感じる華やかなステージで初日を締めくくった。

【ウォーカープラス】
編集部
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