ドラマ「ハートロス」主演・斉藤由貴は「〇〇ロス」!?
東海ウォーカー
CBCテレビ開局60周年記念スペシャルドラマ「ハートロス~虹にふれたい女たち~」が10/2(日)14:00から放送される。脚本を「週末婚」や「昔の男」などのヒットドラマを手掛けてきた内館牧子が担当し、女優・歌手・タレントとしてマルチに活躍する斉藤由貴が主演。脇を固めるのは若手女優の川島海荷と、ベテラン俳優の宇梶剛士だ。本作のテーマとなるのは「ましゃロス」、「タモロス」などでも世間を賑わせた「ロス症候群」。大切にしていたものを失うことで感じる喪失感のことだ。
日々の生活に追われ、いつしかときめきや恋心を失う。平凡な主婦の深谷桜子も、そうした一人だった。そんなある日、若いミュージシャンとSNS上で交流を持ったことで、つかの間、青春時代に戻ったような感覚を彼女にもたらす。しかし、突然彼から「会いたい」と伝えられる桜子。再び芽生えた恋心と、家族への想い。揺れ動く彼女の選択とは――
放送を前に、舞台となる名古屋で内館、斉藤、川島、宇梶への合同インタビューが行われた。内館は脚本について「家庭はすごくうまくいってるし、何にも文句はないんだけど、どうしても“心の中にかかる虹”がほしかった妻のことが書きたい。およそ手の届かない人に、『ほんと好きだ』という思いを抱く女性の話を書きたいと思った」と話す。主人公の深谷桜子を演じた斉藤は「桜子は心の中に女として、妻として、母親としての部分をきちんと持っている。だけれど、恋心が芽生え青春を回顧することで、そのバランスが崩れてしまう」と、複雑な役柄を語った。そのリアリティある設定には、夫・和久役の宇梶も「ドラマの中で描かれている家族の姿があまりに自然すぎて、チクチク怖いんです」と苦笑いするほどだ。先輩俳優二人の横では、娘の佑子を演じる川島が「撮影現場はあたたかい雰囲気でした。ゆったりとした時間が流れているのは、名古屋ならではの空気なのかなと思います」と笑顔を見せた。ロケ地周辺の趣のある雰囲気は、撮影時から和やかな雰囲気を作り出すのに一役買ったようだ。
ドラマの舞台となるのは、駅前再開発で話題を集める名古屋駅からほど近くにある「円頓寺・四間道(しけみち)」界隈。静かな道沿いには、石垣の上に作られた蔵や風情ある佇まいの町屋が建ち並ぶ様子、屋根の上などに祠を作り神様を祀る「屋根神さま」といった、全国的にも珍しい風景に出会える。下町情緒たっぷりの商店街や懐かしい町並みが残っていながらも、古民家を改装したカフェなどが近年増えているエリアだ。
最後に話題は、ドラマから名古屋グルメに。斉藤は今回の撮影で名古屋を訪れたところ、「お気に入りのババロア店が閉店してしまっていた」と肩を落とした。かなりショックだったようで、「ババロア店ロスだ」と、後からも漏らすほど。対して宇梶は、故・菅原文太の付き人時代に食べた名古屋名物の「天むす」が思い出の味だとコメント。カフェ好きの川島は「円頓寺商店街はおしゃれなカフェが多かった」と話し、撮影の合間にも周辺の雰囲気を楽しめたと声を弾ませた。
幅広い視聴者から共感を得てきた内館の脚本と、個性の光る俳優陣が作り上げるドラマ「ハートロス~虹にふれたい女たち~」。そして、そのロケ地となった名古屋駅前や「円頓寺商店街・四間道」エリア。どちらもぜひチェックしてほしい!
伊藤瑛梨
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